女王・明菜ついに復活のノロシだぁ〜
18日から2年ぶりツアー

中森明菜  一時は引退説まで流れた歌手、中森明菜(34)=写真=が“復活”のノロシを上げている。先ごろ、新事務所との契約が発表されたが、18日に2年ぶりの全国ツアー開幕を控え、東京公演のチケットは9割近い売れ行き。所属レコード会社こそ依然、決まっていないものの、ライブビデオやDVD発売決定など、ステップは確かに−。

 GW中の6日、朝日新聞のインタビューで久々に肉声が紙面に登場した明菜。逆風続きだった近況についても、「曲でもコンサートでもいいものを届けたい気持ちが先に立っちゃうんです。それには、スタッフといろいろ悩みながら作り上げていく過程が大切」などと語っており、多少は余裕も出てきたよう。

 そのコンサートツアーは18日から4日間、東京・青山劇場で幕を開けるが、すでに週末の20〜21日分は完売。ほかの日も残席わずかで、9割方埋まりそうだという。

 昨年はファンクラブのコンサートチケット代金未払い騒動や、レコード会社から見放されるなどトラブル続きだったが、先月、新事務所決定で心機一転。現在は、「コンサートのリハーサルに入っていて、神経が高ぶっている」(スタッフ)状態だという。

 関係者によると、コンサートの構成は、「酒びたり?」のうわさを跳ね飛ばすようなバラードが中心で、堂々の歌唱力勝負。「昔のヒット曲や、リストラされたレコード会社の新作アルバムはあえて歌わないようだ」という。また、会場には撮影機材も入れ、販売用ライブビデオの収録も行うことになった。

 一方、過去のライブビデオのDVD化も決定。ビクターから6月16日に発売されるもので、平成7年の「歌姫パルコ・シアター・ライブ」と、9年の「AKINA NAKAMORI LIVE’97 Felicidad」の2本。

 それぞれ、「ミ・アモーレ」や「飾りじゃないのよ涙は」など、“女王時代”のヒット曲が収められており、復活を予感させる作品だ。持ち前の根性とたくましさで、今度こそと、期待したいところだが…。