中森明菜、今自作を振り返る理由…
百恵、聖子のカバーCD成功が影響

中森明菜
中森明菜
 今年デビュー20周年の歌手、中森明菜(37)が、自らのヒット曲を振り返った“集大成アルバム”「歌姫」を12月4日に発売することになった。自らのヒット曲の歴史を初めて振り返り、アレンジを一新、レコーディングし直す。「ベストを超えたスーパー・アルバム」と関係者は話している。

 明菜は今春発売した「ZERO 歌姫」で、山口百恵(45)や、松田聖子(41)のヒット曲をカバーし話題になった。

 明菜は、これまで自らの作品は「常に乗り越えるもの」という気持ちで取り組んできた。それだけに、作品を再レコーディングすることはなかったが、21年目を目前にして、「歩んできた道を振り返りたい」という気持ちになったという。

 関係者は「春に発売したカバー・アルバムが明菜の音楽性に大きな影響を与えたと思う。明菜も今回は最高のオリジナル・アルバムを作る気持ちで挑んでいます」。

 明菜自ら選曲した収録曲は、デビュー曲「スローモーション」から「少女A」、「セカンド・ラブ」、「飾りじゃないのよ涙は」、「DESIRE〜情熱〜」「TATTOO」「水に挿した花」など。

 レコーディングは11月に予定。アルバムと同時に、今春の全国ツアーの模様を収録したライブDVDも発売される。

ZAKZAK 2002/10/28