99年末に前所属レコード会社から引退勧告された歌手・中森明菜（36）が２年３カ月ぶりにメジャーレコード会社からアルバムをリリースすることが７日、分かった。

　大手「ユニバーサルミュージック」傘下の「キティＭＭＥ」で、復帰作は３月20日発売の「ＺＥＲＯ　ａｌｂｕｍ〜歌姫II」。同アルバムは明菜が往年のヒット曲をカバーするもので、かつてライバルといわれた松田聖子（39）の「瑠璃色の地球」などが含まれている。

　聖子が昨年末で同社との契約が切れたのと同時に明菜がカバーする絶妙なタイミング。

　作曲家・千住明氏（41）アレンジによるフル・オーケストラで、ゴージャスな雰囲気のカバーアルバムに仕上がった。

　99年11月に「ガウスエンタテインメント」の社長から「彼女は業界においといてはいけないタレント」と引退勧告された明菜。同12月１日のシングル「Ｔｒｕｓｔ　Ｍｅ」とアルバム「Ｗｉｌｌ」を発売した後はインターネットで新曲を発表していた。