2009年、名称変更を予定しています。 「公共広告機構」は「ACジャパン」へ

1971年、関西公共広告機構として発足、74年に社団法人公共広告機構と改称し現在に至るACは、先達のたゆまぬ活動の積み重ねの結果、現在の社団法人としての確固たる組織にまで成長を遂げました。しかし一方、大きな誤解も厳然としてあるようです。それはACが、実際は純粋な民間の団体であるにもかかわらず、37年という年月を経た今もなお、政府の機関のように思われているということです。その一因は「公共広告機構」という硬い、官庁の組織のひとつともとれるこの名称にありました。

「官」の組織だと思われるということは、私たちの送るメッセージが「政府広報」のレベルで受け取られているということです。実際、事務局には「税金を使って勝手な広告をするな」といった的外れな抗議が頻繁にあります。つまり私たちのメッセージがかなりのバイアスがかかって受け取られているということになります。また「官」の組織だと受け取られるというのは、私たちのボランティアの精神が伝わっていないわけで、これではACに参加していただいている企業の皆様にもまったく申し訳が立ちません。私たちの発信する広告を素直に受け止めてもらえる環境を作るためにも、速やかに名称を変更し「官」のイメージを払拭したいと考えました。

もちろん、公共広告機構という名称は、発足時から体制の整備期間にかけては、組織の信頼性、安定性を示すために大きな役目を果たしました。しかしながら私たちの活動をいま一歩新しいステージに進めるために、勇気を持って名称変更に踏み切ります。

新名称は「AC ジャパン」です。活動内容を補足する「よりよい社会を目指す、民間の広告ネットワーク」という言葉を添えます。


(ロゴタイプは現在制作中です。2009年に発表します)