F1 : 優勝候補のブラウンGP、2連勝に向けて - BRAWNGP

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優勝候補のブラウンGP、2連勝に向けて

レッドブルのペースに驚くバトン

02/04/09 18:57

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BGP001の真のペースを見たのか？

オーストラリアでのメルセデスエンジン搭載BGP001のパフォーマンスから、ブラウンGPは今週末のセパンでも優勝候補筆頭だ。

しかし、新たにブラウンGPへと生まれ変わったブラックリーを拠点とするチームにとって良いことばかりとはいかず、マレーシアGPではシーズン開幕戦とはまったく異なる状況になる気配がいくつかある。

「たぶん、ウエットになるんでしょ？」と、すでに今週雨の降ったクアラルンプールで話すのはメルボルンの勝者ジェンソン・バトン。

「それがちょっと残念。僕も、それからルーベンス（バリチェロ）もウエットには問題ないけど、僕らはウエットコンディションでマシンを走らせたことがないからドライの方が良かったな」

また、マレーシアにはロングストレートがあることから、アルバート・パークよりもそのアドバンテージが生かされるとの見方が強いKERS搭載の予定もブラウンGPにはない。

さらにオーストラリアGP決勝当日には冬季テスト不足からか、チームクルーのピット作業のミスも露呈している。

チーム代表であるロス・ブラウンもまた、ドイツ誌『Auto Motor Und Sport（アウトモートア・ウント・シュポルト）』に信頼性の懸念を明かした。バトンとルーベンス・バリチェロは共にメルボルンで使用したのと同じギアボックスを今週末も使用しなければならないのだ。

ホンダエンジンからメルセデスエンジンに移行する中で調整を余儀なくされたトランスミッションについて「さしあたり、それはわれわれのアキレス腱（けん）だ。われわれはまだその山を越えていない」と語ったブラウンは冬季中のピットストップ練習の不足にも言及した。

「7日間のテストの中で、われわれがピットストップの練習をする機会は2度しかなかった」

バトンはレッドブルのセバスチャン・ベッテルをはじめとするライバルチームのメルボルンのペースにも懸念を示している。ベッテルは58周のレース中、最もバトンのペースに迫る走りを見せていた。

「彼のペースには驚いた」と認めるバトン。

一方のブラウンもフェラーリやマクラーレンといった強力なライバルたちも先の数戦で大きく前進を遂げてくるだろうと予想している。

「今はまだ先も長い。今年は誰もがかなり急速に進歩を遂げることだろう」

そう述べたブラウンは今年、少なくとも3回の重要な開発ステップがBGP001に予定されていると明かしており、その最初が5月のスペインGPになるとのことだ。

E.A, Source: GMM
© CAPSIS International
Jim
RACING-LIVE Japan