2003年3月22日 掲載
 
日本の報道陣対ヤ軍職員 「北陸の怪童」は投ゴロ
 
 【タンパ(米フロリダ州)21日道上宗雅本社記者】20日はヤンキース唯一の休養日。しかし、誰もいないはずの本拠地レジェンズ・フィールドでは熱戦が繰り広げられていた。日本報道陣対ヤンキース球団職員のソフトボール大会だ。

 日米野球の気分で臨んだ試合だったが、ウエートトレーニングに余念がない”ヤンキース”と、日ごろペンしか持っていない多くの日本報道陣とでは体力差は明白だった。

 球団職員が放つ痛烈な打球を追いかける足はよろめき、バットを振れば内野の頭を越えるのがやっと。当方も松井秀喜選手と出身地が同じと言うだけで「北陸の怪童!」ともてはやされて打席に立ったが、あっさりと初球を打ってピッチャーゴロに倒れてしまった。

 夜は松井を囲み、タンパのステーキハウスで夕食会。日本報道陣の惨敗を知った松井は「皆、もう僕の守備のこと悪く書けないね」とキツーイ一言。確かに、記者一同にとっては松井ら大リーガーが見せる何気ないプレーのすごさが身にしみた一日だった。

 
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