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コラム


バトル裏事情

巨人の清原にビンタ 猪木十八番

 「高田ふざけんな」「バカヤロー高田」。何でこんなにメチャクチャに私が言われるのかと思ったら同じ高田でも延彦だった。3日、東京ドームで行われた“PRIDE17”。K−1戦士クロコップにプロレスラーの意地を見せるとリングに上がった高田延彦だったが、結果は散々。スポーツ紙やプロレス誌は1面、表紙でブーイングの嵐(あらし)。見出しに「これが高田のやり方か 無残な集大成」やら「こんな試合しやがって!」と大きな文字が躍る。高田が右足のローキックを放った際、右足甲を亀裂骨折。寝技勝負を挑んだが、パンチとキックのK−1とはかみ合わず、かつての猪木vs.アリの様相。試合後クロコップは「やつはチキン(弱虫)だ」と罵倒(ばとう)。この日、桜庭和志も脱きゅうKO負け。プロレスファンには何とも後味の悪い一日。

 そんな中、一番盛り上がったのが巨人軍の清原というのが皮肉。マイクを持ったアントニオ猪木が「野球界にこの私に挑戦しようという大バカ者がいます。巨人の清原です」。客席からリングに上げられた清原にいきなり猪木十八番の闘魂ビンタ。「ムチャ痛い」と泣きそうな清原。だんじりファイターのリベンジはあるのか? これが猪木のやり方だ。

 (放送作家)

(2001年11月10日)


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