FニッポンMINE、本山が制す
全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦決勝が、2002年5月19日、山口県のセントラルパークMINEサーキット(3.33km)を62周して行われた。優勝は、前年度のチャンピオン、本山哲(XBOX IMPUL)。前戦富士に続く今シーズン2勝目、通算13勝目をあげた。2位には松田次生(PIAA NAKAJIMA)、3位には土屋武士(LeMans)が入った。
予選からレース中盤までを席巻したのは、開幕戦ウィナーのラルフ・ファーマン。ポールポジションからトップにたつと、ファステストラップを記録しながら後続を引き離しにかかった。今シーズン2回目の勝利に向け勢いに乗るファーマンだったが、レース中盤に差し掛かった32周目からズルズルとタイムを落とし始め、35周目、ピットロードの先にマシンを止めた。原因は、トランスミッションのトラブル。
これで首位に上ったのがディフェンディングチャンピオンの本山。予選でトラブルに見舞われた本山は、8番グリッドからスタート。13周目に早めのピットインを済ませ、フレッシュなタイヤで追い上げを図った。気がつけば1位、チャンプの実力。
1位本山を追うのは、ファーマンのチームメイト、松田。1秒前後のギャップで最終ラップまで戦いを繰り広げたが、ツイスティなMINEでパスすることはできなかった。3位の土屋は2度目の表彰台にのぼった。
以下、4位にルーキーで昨年度の独F3チャンピオン金石 年弘(ARTA)、5位に前戦富士で負傷した道上龍の代役、光貞秀俊(5ZIGEN)、6位にルーキーのブノワ・ トレルイエ(COSMO OIL CERUMO)が入った。
チャンピオンシップでは、2勝目をあげた本山が20点とし、ファーマンにかわりランキングトップに。2位ファーマンは16点、3位土屋11点、4位松田10点、5位脇阪寿一(ARTA)6点という順位となった。
次戦決勝は、7月7日、鈴鹿サーキットの東スペシャルコースで行われる。
(05/21)
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