依田名人2連勝のあと、趙挑戦者が1勝を返して迎えた第4局の舞台は、ほんのり黄に色づいた京都。蹴上のウェスティン都ホテルの中にある対局室「可楽庵」の中央には、呉清源九段が「氣清」と揮毫(きごう)した碁盤と、鎌倉彫がほどこされた碁器が用意された。