京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町、井上信所長)で、28年間にわたって医療施設として届けないまま、中性子を使ったがん治療が実施されていたことがわかった。厚労省近畿厚生局は医療制度の枠外で治療が実施されているため、医療事故が起こった場合に立ち入り検査ができない状態は好ましくない、と判断。医療法に基づいて医療施設として届けるよう求める方針だ。