女性に暴力をふるい傷害容疑で書類送検された民主党の木俣佳丈参院議員(41)が21日、党本部を訪れ「党に多大な迷惑を掛けた」として、鳩山由紀夫幹事長(59)に離党届を提出した。民主党は同日の常任幹事会で、離党届の受理を決めた。
木俣氏をめぐっては、傷害事件のほかにも素行に関する情報が党に寄せられていたため、執行部は2月前半に予定していた処分決定を先送りし調査。鳩山氏は「秘書に対する暴力の疑いを消すことができない」と指摘した。
木俣氏は国会内で記者会見し「1人の国会議員として、国民のために最大限の努力をしたい」と述べ、議員辞職しない考えを強調。秘書に対する暴力疑惑については「受け止め方の違いということも含め、私はなかったと思っている」と否定した。
[2006/2/21/17:05]