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岡島全力投球「大輔あとは任せとけ」…ア・リーグ優勝決定シリーズ

リーグ優勝を果たした松坂(右)と岡島は、日の丸の前で高々とトロフィーを掲げた

リーグ優勝を果たした松坂(右)と岡島は、日の丸の前で高々とトロフィーを掲げた [写真を拡大]

 ◆ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第7戦 レッドソックス11―2インディアンス(21日・ボストン) 渾身(こんしん)のチェンジアップだった。1点リードの7回1死一、三塁。134キロを計測した岡島の初球は、外角へ沈んだ。引っかけたブレイクの打球は三塁前へ力なく転がり、二塁から一塁へと転送された。誰もが同点を覚悟した絶体絶命の場面を、併殺でしのいだ。

 「本当に苦しかったが、ホッとしている。自分を信じて全力でいった。エラーの走者を(ホームに)かえすわけにはいかなかった」1死からロフトンの左翼線の飛球を、遊撃手・ルーゴが落球して招いたピンチ。チームのために、ルーゴのために、相手に得点を与えられなかった。

 「きょうは(松坂)大輔くんがやってくれると思っていたし、少しでも助けられるように準備はしていた。『あとは任せておけ』という感じでした」早めの継投を考え、序盤から肩をつくった。松坂の後を受けて6回から登板。3番からの打順も、ハフナーを直球で左飛、マルチネスをチェンジアップで右飛、ガーコをチェンジアップで遊ゴロと3人で打ち取った。

 7回も無失点に切り抜けたが、8回に2本の安打を許したところでパペルボンにバトンを渡した。後続を守護神が断ち、ポストシーズンは通算5試合、7回1/3を無失点。シーズン同様、変わらない安定感を見せた。

 もはや、岡島はチームに欠かせない存在だ。首脳陣は左腕を「今季のブルペンを支えてくれた中心選手」と評価。1点も与えたくない大事な場面で起用し、全幅の信頼を置いている。ファンも今では「OKAJIMA」の名前が球場にコールされると、ひときわ大きな歓声が沸き上がる。

 かつては2000、02年に巨人で、昨年は日本ハムで日本一を経験。メジャー1年目の今年は、リーグ制覇と強運の持ち主でもある。「最後まで勝たなければ意味がない」レギュラーシーズンから合計71試合登板となった鉄腕が、ワールドシリーズでも左腕をしならせる。

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(2007年10月23日06時03分  スポーツ報知)

試合結果 (10月21日)
レッドソックス インディアンス
終了

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