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佑ちゃんが負けた 不敗神話29でストップ…日米大学野球

7回2死満塁、斎藤(右)は2つ目の押し出しを与え、河原井監督(左)に交代を告げられた(捕手・細山田)

7回2死満塁、斎藤(右)は2つ目の押し出しを与え、河原井監督(左)に交代を告げられた(捕手・細山田) [写真を拡大]

 ◆第36回日米大学野球選手権最終戦 米国7―3日本(8日・米ノースカロライナ州ダーラム) 佑ちゃんが、ついに負けた―。第36回日米大学野球選手権大会は最終戦が行われ、斎藤佑樹(早大)が2点リードの7回に登板。2連続押し出し四球など5失点で敗戦投手になった。早実時代の昨夏の西東京大会から公式戦登板では負け知らず。約1年続いた不敗神話は29で止まったが、「もう一度、初心を思い出す」と新たな歴史を刻むことを誓った。大会は全日程を終了し、MVPには3試合に登板、無失点の1年生・村松伸哉(国学院大)が選ばれた。

 昨年7月16日、西東京大会2回戦の都昭和戦から1年間続いていた不敗神話が、ついに終わった。3―1と2点リードの7回。5番手としてマウンドに上がった斎藤は、2死満塁のピンチを迎えていた。

 百戦錬磨だけに、これぐらいの修羅場は何度もくぐってきた。だが、「ピンチになると気になって投げづらかった」と振り返るように、米国応援団の大歓声に集中力を乱され、制球が狂った。まさかの2連続押し出し四球で同点とされた。予定の1回を持たず、2/3イニングでKOされた。

 この試合、直球勝負をテーマにしていた。前日(7日)、すでに初の敵地優勝を決め、1イニング限定での登板。変化球の良さは勝利投手となった第3戦に証明済みで、ストレートがどこまで通用できるか試したかった。「調子自体はよかった。力を入れて投げた」。確かに大学入学後、最速となる147キロを計測。味方に失策が出たが、簡単に2死を取った。しかし、そこから2連打を浴びて満塁とされ、連続押し出し―ここで降板した。

 マウンドを譲った海田智行(駒大)も打ち込まれ、5失点(自責は0)は大学ワーストだ。公式戦では昨年4月29日、春季東京都大会準決勝の対日大鶴ケ丘戦以来となる黒星を喫し、不敗神話は29でストップした。「最近そう言われて、少しその気になっていた。もう少し謙虚にならなきゃいけないと思った」甲子園、国体、東京六大学春季リーグ戦、全日本大学選手権、そして日米大学野球と不敗を重ねるうちに芽生えていた慢心を反省した。

 「今日をいい機会にして、もう一度初心を思い出して、秋に向けて気持ちを引き締め直していきたい」制球、変化球の切れは大学でも最高レベル。だが、直球にはまだまだ課題があることが分かった。「夏は走り込み、投げ込みをして、真っすぐの切れ、質を上げたい」。3連覇を狙う秋の東京六大学リーグ戦へ向けて、ゼロからの出発を誓った斎藤。敗戦を糧に激しい練習を自らに課し、いっそうの飛躍を目指す。

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(2007年7月10日06時02分  スポーツ報知)

試合結果 (9月12日)
▼セ・リーグ
ヤクルト
-
巨人
18:20
中日
-
横浜
18:00
広島
-
阪神
18:00
▼パ・リーグ
楽天
-
オリックス
18:00
西武
-
ソフトバンク
18:00
ロッテ
-
日本ハム
18:15

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