フィギュアスケートの第76回全日本選手権で、女子の有力選手が26日、試合会場で報道陣の取材に応じ、それぞれ抱負を述べた。前回優勝の浅田真央(愛知・中京大中京高)は「自分は大きな大会で連覇をしたことがないので一度やってみたい」と2連覇を宣言。今季はミスが目立つショートプログラム(SP)について「(ミスは)気持ちの問題。克服したい」と誓った。
昨季世界女王の安藤美姫(トヨタ自動車)は「ジャンプの調子が上がってきたので自信を持ってやりたい」と述べ、4位と惨敗したNHK杯から復調気配にあるようだ。NHK杯のフリーではダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループの連続ジャンプを組み込んだが、今回は3回転サルコウに戻すことを明らかにした。
グランプリ(GP)ファイナル5位の中野友加里(早大)は「世界選手権のキップ(代表3人)を得ることが目標。そのためにはトリプルアクセル(3回転半)は必要不可欠」と抱負。今季不振の村主章枝(avex)は「ジャンプと振り付けを課題に練習してきた」と巻き返しを図っていた。【来住哲司】
毎日新聞 2007年12月26日 19時57分 (最終更新時間 12月26日 22時55分)