ソフトバンクは26日、今季、不振にあえいだ松中信彦内野手(34)とリーグ3位タイの15勝(6敗)を挙げた杉内俊哉投手(27)が契約更改し、全選手が更改を終えた。
松中は来季が7年契約の3年目。リーグ最高年俸の5億円プラス出来高の現状維持で更改した。今季はレギュラーに定着した99年以降、最低の15本塁打、昨季首位だった打率も2割6分6厘と低迷。優勝争い佳境の9月末は故障離脱した。松中は「ここまで苦しんだ悔しい1年はなかった。来季は故障の多かった下半身を鍛え、4番を勝ち取り、1年間守り抜きたい。育ててもらった監督の花道を飾りたい」と力を込めた。
2度目の交渉の杉内は7000万円増の1億9000万円で更改。望んだ2億円突破はならなかったが、球団が来季は投球内容をより細かく評価する姿勢を見せたことで納得した。入団以降、隔年で2けた勝利を上げているが「来季も2けた。いや、2けたじゃ少ない。15勝以上は勝ちたい」と意気込んだ。(金額は推定)【藤野智成】
毎日新聞 2007年12月26日 20時10分 (最終更新時間 12月26日 20時22分)