イタリアGP初日午前のセッションはコンディションがジメジメとした曇りの中で開始され、セッションを通して雨が徐々に激しくなっていった。そのためチームは限られた走行にとどまっている。
午後のセッションは陽も差したためコンディションが大幅に改善され、ルノー・チームは貴重なドライ走行ができた。そのため2人のドライバーはタイヤ評価を開始することができ、グランプリ前のテストで始めたセットアップ作業を継続している。
しかしながら、フェルナンド・アロンソは1.6秒も遅れる18番手に沈み、タイムシートは停滞気味に見える。チームメイトのネルソン・ピケJr.はスピンを喫し、第1シケインの高い縁石に乗り上げてしまった。そのためセッションの最後のラップは走行を逃している。午後、ピケJr.は最下位の20番手だ。
フェルナンド・アロンソ
「ここで行ったテストでの作業を伸ばしていくことに今日は集中していた。天候がプログラムに影響したけれど、いくらかは前進をすることができた。まだ自信を持っているし、予選を前に明日の午前中にはもっと改善ができるはずだよ」
ネルソン・ピケJr.
「今日は望んでいたほどの走行ができなかった。残念だけれど、3週間前にここで行ったテストで良い前進ができていたからあまり問題ではないんだ。それに誰もが同じコース・コンディションに対処しなければならなかったしね。今は明日午前の最後のフリー走行を最大限に生かせるよう集中しているよ。そして予選にはできる限りベストの状態でアプローチできるようにね」
パット・シモンズ(エンジニアリングエグゼクティブディレクター)
「最近、ここで3日間のテストを行っていたため、ひどい天候による今日のタイムロスはあまり大きな問題ではなかった。いつものように、テストの結果からまだいくつか終わらせなければならないことがあったので、その結果としてP2(フリー走行2回目)ではとても重たい燃料で走っていた。この点を考慮すると、金曜日としては極めて通常のポジションにいると感じている」
ドゥニ・シェブリエ(エンジントラックオペレーション部門責任者)
「3週間前にここでテストをしていても、今日は行わなければならないことがたくさんあった。そしてテストで見つけた面白い点を伸ばしていきたかったんだ。コンディションを考慮すれば、望んでいたことすべてを行うことはできなかったよ。しかし、レースでも再び雨が降れば、午前のウエットだったフリー走行が貴重だったと分かることになるだろう」
E.A. © CAPSIS International
A.I.
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