F1 : マクラーレン、ペナルティに対する控訴を取り下げか - MCLAREN

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マクラーレン、ペナルティに対する控訴を取り下げか

FIAに対する意見を変えるラウダ

10/09/08 03:27

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驚きを引き起こしたスパの裁定結果

9日（火）にイギリス紙が報じたところによると、ベルギーGPでルイス・ハミルトンの勝利をはく奪するという裁定に異議を唱えているマクラーレンが、控訴を取り下げる可能性があるようだ。

レース中にドライブスルーペナルティを実施できた可能性が問われているものの、マクラーレンは今週末に開催されるイタリアGPに向けてすべての注意を傾けることにした模様だ。イタリアGPを終えると、今シーズンのレースはフライアウェイの4レースを残すのみとなる。

イギリス紙『The Guardian（ガーディアン）』は、マクラーレンが9日に最終的な決定を明らかにするのではないかと伝えている。

メルセデス・ベンツの支援を受けるマクラーレンは、裁定結果についてすぐさまFIAの国際控訴裁判所に決定を委ねることにしたものの、実際にFIA側がその控訴を受け入れて審議するためには長い時間がかかることになるだろう。

ワールドタイトルを3回獲得したジャッキー・スチュワートは「現状を考えれば、控訴しないということは考えられない。ワールドチャンピオンシップの結果に影響する可能性だってあるからだ」とコメントしている。

またマクラーレンの首脳陣は声を大にして主張していないものの、過去にマクラーレンとフェラーリでレースに参戦したニキ・ラウダは、FIAがフェラーリを特別扱いしているわけではないという自らの考えを改めているようだ。

ラウダは「FIAがフェラーリを特別扱いしているというような話は信じてこなかった。しかし現在、フェラーリがFIAに好まれていることは明らかだ」と『Bild（ビルド）』紙に語っているのだ。

また同じく元ドライバーであるドイツ出身のハンス・ヨアヒム・シュトゥックは、「（公正であるべき）振り子はフェラーリの好むような動きをしている。そのようなケースはこれまでにもあった」と比ゆ的な表現を用いて指摘した。

また1950年代の名ドライバーであるスターリング・モスは、「本当にあり得ないような裁定結果だと思う」とコメント。

またマクラーレン支持の姿勢を強く明らかにしている69歳のスチュワートは、プロフェッショナルな常任レーススチュワードを置くことについて、自らの立場を利用して主張してもいる。

「F1は最も広範囲に及ぶ設備投資を呼び込むことができるスポーツだ。にも関わらず、裁いているのは非常任のスチュワードのため、矛盾した決定が下されるんだ」

Source: GMM
© CAPSIS International
Kay Tanaka
RACING-LIVE Japan