複数の米メディアは、大リーグには田沢と契約すべきではないとする球団もあると報じている。
ニューヨーク・タイムズによると、大リーグ機構の労使関係部門担当のマンフレッド氏も「不透明であるばかりか、球団によって考え方が全然違う問題」と話し、ルールづくりの難しさを指摘している。
また、メッツのミナヤGMは「(規則上は)獲得可能」と言いながらも「われわれが日本の学生を獲得しようとするなら、われわれは米国の学生を守るにはどうすればいいのか。そういう風に考えるのが公平」と述べ、ヤンキースのキャッシュマンGMは「過去にこういう例がなかったのは理由があるはず。うちは手を出すつもりはない」と話したという。
米国ではアマ選手との契約規制は独占禁止法などに抵触する、との声もある。米メディアは、日本のプロ球界は今回のようなパターンが習慣化すれば人材が無制限に流出してしまうと不安と募らせていると伝えている。(共同)