ウィリアムズ、依然カスタマーカーに反対
1チーム3台体制案を再び議題に
| 10/12/08 17:20 |
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HondaのF1撤退や他のチームにも撤退の危険性があるにもかかわらず、ウィリアムズはF1での“カスタマーカー”使用コンセプトに依然として反対している。
パドックではイギリスに拠点を置く同チームだけが、自動車メーカーからのサポートも個人的な大富豪からの支援もなしに参戦しているチームだ。
財政的には最近の2年間で8,800万ドル(約81億4,800万円)の損失があったことも明かされており、さらにスポンサーの『Petrobras(ペトロブラス)』や『Lenovo(レノボ)』が他チームへ移るなど、ウィリアムズは決して潤っているようには見えない。
しかし、グリッドに並ぶクルマの数がさらに減るとしても、チームは自分たちのクルマをデザイン、建造するべきだと、ウィリアムズはレギュレーション緩和に反対の姿勢を貫くだろうと同チームのCEOアダム・パーは強調している。
「チームにはグリッドへ3台のクルマを着かせる余地があり、もし8チームが3台のクルマで臨んだら、合計で24台となる。そうしたら今年のチーム数より4台も多くなる」と語るパーの言葉を『The Guardian(ザ・ガーディアン)』紙が伝えた。
「ウィリアムズはコンストラクターのチームと対等に戦い、カスタマーチームとかかわるよりチャンスをつかむことを望んでいる」ともパーは述べている。
しかし、ベテランF1解説者のマレー・ウォーカー氏は、“3台”案は財政の厳しいチームにとっては単に資金がかさむだけで、この時代には実行不可能だと否定した。
「諸経費は同じだろう。そうだ、3台を使うことはもう少し高額になるだろうね。だが、コスト削減案が実行されると期待するなら、いくらか資金が残るだろう」とウォーカー氏はコメント。
さらに、「F1が完全に消滅してしまうよりはいいだろうね」とも語っている。
また、パーは2009年シーズンが始まる前に他のチームもHondaへ続く可能性があると思っているようだ。「それに、自動車メーカーになるチャンスもかなり高いんだ」
さらに撤退するチームは飲料メーカーが後ろに就くレッドブルかトロ・ロッソではないかと言われているうわさを、レッドブルのモーターレーシングコンサルタントを務めているヘルムート・マルコは否定している。
Source: GMM
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