マッサに悲劇、ライコネンも苦戦
マレーシアGP - フェラーリ - 予選
| 04/04/09 23:18 |
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3日(金)、マレーシアのフリー走行でフェラーリは1、2番手に入り、今週末はチームにとって良い状況に見えていた。しかしながら、第2戦の予選はフェラーリにとってすべてが間違った方向に進んでしまい、フェリペ・マッサは16番手に沈み、キミ・ライコネンも7番手にとどまった。
ブリヂストンのソフトタイヤを選択したマッサは予選Q1でまずコースへと出て行ったドライバーのひとりだった。フライングラップを終えたマッサはピットへと戻り、予選Q2に進むに十分なタイムだと自信を持っていた。
だが、マッサの順位は落とされていき、その先の予選に進めない結果となるなど、間違った判断だったことが分かった。
チームメイトのライコネンは予選Q3まで進み、9番手のタイムを記録した。2人のライバルがグリッド降格ペナルティを受けているために、ライコネンは7番手スタートとなる。
フェリペ・マッサ
「とてもがっかりだよ。もしパフォーマンス不足で16番手に終わっていたなら、その結果を受け入れられた。でも、今日みたいな結果はもっと辛い。コースは走るたびに改善されていき、僕の1回目の走行も完璧ではなかったし、十分でもなかったんだ。時間内に対応できなかったから、もう一度出ていくチャンスを逃してしまった。誰かひとりを責めることはない。僕たちはチームだし、負ける時も勝つ時も一緒なんだ」
「僕たちの姿勢を変え、過去とは違う形で予選に挑まなければならない。ミスをしている余裕はなく、1回目のセッションから全力を尽くさなければならない。それでも、僕はとてもやる気になっているんだよ。後方からレーススタートに取り組まなければならないのは初めてじゃないし、力のあるペースを当てにできることを知っている。ポジションを取り戻すために全チャンスを有効に使う努力をしなければならないんだ」
キミ・ライコネン
「正直なところ、今現在の主な問題はトップのポジションを争うには速さが十分ではないことだ。クルマには特にどのエリアが欠けているということもないが、今日僕たちの前でフィニッシュしたところと同じだけの速さを出すグリップが足りない。明日のレースはすごくタフになるだろう。スタートを最大限に生かせるように努力するよ」
「オーストラリアではとても良かったけれど、行き場がなかった。一方ここでは、ストレートが長いし、コースの幅が広い。さらに、昨日もみたように、僕たちのペースは競争力がある。パフォーマンスを改善しなければならないが、明らかにできるだけ早くレギュレーションを明確にすることが重要だ。どの方向に進むのか理解するためにね。タイヤは両タイプが上手く機能しており、それを生かせるようにしてみるよ」
ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)
「この結果はもちろんわれわれの期待には届いていない。難しい予選になると分かっていたとしてもだ。しかし、本当に悪い後味を残した面は、われわれが挑んだセッションの最初のパートだね。間違った仮設を立ててしまったことが、フェリペ(マッサ)に大きく影響してしまった。すぐに敗退して、最初の進出もできなかったんだ」
「明日は、長く難しいレースになるだろう。本当に変わるのが早い天気にも不明な点があるからね。レースペースとスタートを最大限に活用しなければならない。オーストラリアでは、何でも起こり得ると見ているから、全可能性をつかみ取るための準備をしなければならないだろう。当然の条件として、これ以上のミスはできない」
ルカ・バルディセッリ
「Q1ではその後に続くセッションに向けてタイヤを温存するため、ソフトタイヤでたった1回しか走らないことを選択していた。雨が降ることを心配していたため、予選の最初を上手く走ることだった。そして、コースでタイムがわれわれの予想以上に上がっていったことに気がついた際、早く対応ができなかった。われわれは2人のライバルが順位でどんどん落ちて行き、フェリペがQ2進出できないところまで見ていたよ」
「これから、われわれはレースに集中しなければならない。ロングランでのポテンシャルが最初に見せたラップよりはいいことを知っているので、明日はそれを最大限に生かさなければならない」
E.A. © CAPSIS International A.I. RACING-LIVE Japan
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