F1 : ポイント圏内まで戦ったハミルトン - MCLAREN

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ポイント圏内まで戦ったハミルトン

マレーシアGP - マクラーレン - 決勝

05/04/09 22:26

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激しいバトルを繰り広げたハミルトンとウェバー

多めの燃料を積んで12番手からスタートしたルイス・ハミルトンは、スタート直後からアタックを始め、10番手に浮上した後は軽めの燃料を積むクルマと1回目のピットストップまでバトルを繰り広げていた。

明らかなダウンフォース不足が見え、特に第2セクターで顕著だったにもかかわらず、ハミルトンはセバスチャン・ベッテルやニック・ハイドフェルドと戦って、周りのクルマがタイヤ交換と燃料給油のためにピットインしたことで5番手まで上がっていった。

ハミルトンは燃料を多めに積んでいたことで22周目までコースへとどまり、そこで雨が降ってきたことから、典型的な午後の土砂降りの雨を予想していたチームはフルウエットを履かせた。

しかし、予想していた雨は降らず、ハミルトンはフルウエットタイヤの温度を保つことが難しく、タイヤのゴムも傷んでしまった。そのため、チームは（27周目に）インターミディエイトに交換することを選択。しかし彼はフルウエットでコースへ戻り、（30周目までの）燃料を給油したが、そこで土砂降りの雨になった。

路面にたまった水のためにコースはほぼ走行不可能な状態になり、32周目で赤旗という決断が下されている。その時ハミルトンは5番手だった。その後、発表された結果で最終的にハミルトンは7位入賞となり、1ポイントを獲得。レースが途中で終わってしまったために、トップ8のドライバーたちはそれぞれ通常の半分のポイントを得ることになった。

一方で、ヘイキ・コバライネンのレースはまたも短いものとなっていた。14番手からスタートし、1コーナーではハミルトンを追撃するいいスタートを決めていたにもかかわらず、ターン5への進入でクルマのリアエンドが滑ってしまい、グラベルにスピンアウトしてしまった。

ルイス・ハミルトン

「雲が見えていたから、とても難しい決断だったよ。コースの一部は他よりかなり濡れていたので、走るのが大変だった」

「雨が降ってきたとき、走るのは不可能だったね。そこら中の水で滑っていたし、これまでにレースをした中で最も危険なコンディションだったよ」

「僕にできたことは、クルマをコースへとどめる努力だけだった。皆にとってあまりに危険すぎたから、レースを中断する決断は正しかったね。雨が降るのは好きなんだけど、これはすご過ぎたよ」

ヘイキ・コバライネン

「僕のスタートは良かったんだ。かなり慎重になっていたし、ルイス（ハミルトン）の後ろにつこうとしていた。そうしたら、リアを失ってしまって、スピンしてしまったんだ。これは僕のミスだよ。ゲームオーバーだね」

マーティン・ウィットマーシュ（チーム代表）

「ドライとウエットと非常に変わりやすいコンディションが、今日のレースをどのドライバーにとってもすごくチャレンジングなレースにした。しかし、これまでのように、ルイスの能力は闇の中でも光っていた。それにレースで彼はまた本当に印象的なパフォーマンスを生みだした。彼は最後まで冷静を保ち、努力して7位のポイントをつかんだんだ」

「われわれのいつもの高基準にすればあまりいい結果ではないように思えるが、スタートしたポジションを考えれば、正しい方向への1歩だからね。全体的に、難しいコンディションの中でチームは素晴らしい仕事をした。ルイスも素晴らしかった」

ノルベルト・ハウグ（メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長）

「戦いのようなレースだった。グリッド6番手からのスタートにもかかわらず、ルイスはいい調子だった。このようなコンディションでコースへクルマをとどめた誰もが、今日はヒーローだったよ。メルセデスのエンジンを積んで、2回ともポールポジションから連続2勝を挙げたジェンソン・バトンとブラウンGP、おめでとう」

E.A. © CAPSIS International
A.I.
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