F1 : 2週連続ポール・トゥ・ウイン！ - BRAWNGP

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2週連続ポール・トゥ・ウイン！

マレーシアGP - ブラウンGP - 決勝

06/04/09 00:18

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開幕直後の2戦を制したブラウンGP・・・

ブラウンGPフォーミュラ・ワン・チームのジェンソン・バトンが、マレーシアGP決勝で勝利を挙げた。これでバトンは開幕戦から2戦連続でウイナーに輝いたことになる。この日のレースは豪雨により、31周で終了となった。チームメイトのルーベンス・バリチェロも力強いレースを行い、5位につけた。

ポールポジションのバトンはうまくスタートを決めたものの、第1コーナーにたどり着くまでに後方からスピードを上げて迫ってきたライバルにポジションを奪われ、3番手でオープニングラップを終えた。それでも燃料をたくさん積んでいるという利点を生かしながら速いラップタイムを重ね、各マシンが1回目のピットストップを終えた19周目には首位に浮上した。

バリチェロは8番グリッドからいいスタートを決め、ライバルとのバトルを制して6番手までポジションアップ。さらに20周目に1回目のピットストップを行うまでは2番手を走行していた。

その後、天候が悪化して雨が落ちてきたことで、多くのマシンがピットに飛び込んだ。バトンとバリチェロはいずれも22周目にピットインし、ウエットタイヤを装着。しかし路面の雨量は予測したよりも少なかったため、バリチェロは28周目に、バトンは29周目に再びピットに入ってインターミディエイトタイヤに履き替えた。

しかし本格的に雨が降り出すとインターミディエイトタイヤでは耐えられなくなった。ドライバーは31周目に入ったが、そこでセーフティカーが導入。しかしすぐに赤旗中断となった。その後も再スタートの見通しがつかず、結局レースはそこで終了。1位から8位までの各ドライバーには、通常の半分のポイントが与えられた。

2009年F1世界選手権の序盤2戦を終え、ブラウンGPはコンストラクターズ選手権で25ポイントを稼いで首位に立っている。ドライバーズランキングでは15ポイントを手にしているバトンが首位、10ポイントを手にしているバリチェロが2位だ。

ジェンソン・バトン

「なんてクレイジーなレースだったんだろう！　すごくエキサイティングだったし、今日のレースでトップになれたことがうれしいよ。最高のスタートを決めることができなかったけど、奇数列グリッドのグリップ力の低さには驚いたね。ターン1にかなり深く突っ込んでいったら、スナップオーバーステアが出てしまったんだ。それで4番手に落ちたけど、オープニングラップの最後でアロンソ（フェルナンド・アロンソ／ルノー）をパスできた。そして1回目のピットストップを終えたところでトゥルーリ（ヤルノ・トゥルーリ／トヨタ）とロズベルグ（ニコ・ロズベルグ／ウィリアムズ）をかわせたんだ。マシンには満足できていたし、ペースも最高だった。だけど天候によってレースが誰にとってもオープンなものとなってしまった。タイヤチョイスは難しかったけど、適切なタイミングで適切な選択ができたと思う。特に雨が激しく降り始めた時の判断は素早かった。僕の担当レースエンジニアであるアンドリュー・ショブリンには大きな感謝を捧げたい。彼は今日の表彰式に参加したけど、彼を含めたチーム全体や戦略、ピット作業に感謝しているよ。先週末も言ったように、僕らは最高の形でシーズンをスタートできた。この週末もその流れを維持できたことに誇りを持っているよ」

ルーベンス・バリチェロ

「今日は最高のレースだったよ。ドライコンディションだったレース第1スティントでのマシンパフォーマンスには本当に満足している。いいスタートを決めた後は先頭集団に追いつく速さを持っていると感じたし、大きなポイントを手にできるとも思った。残念ながらコンディションが悪化し始めると、ピットストップでいくらかタイムロスしてしまったポジションをいくつか失ってしまった。しかし重要なのはマシンが素晴らしかったということであり、異なった特性のサーキットでもコンペティティブだったことを発見できたことだ。ジェンソンを祝福するよ。この素晴らしいスタートを決めたチームも称えたいし、上海でもこの挑戦を続けていきたい」

ロス・ブラウン

「今日のチームパフォーマンスはファンタスティックだったし、シーズン2度目の勝利を挙げたジェンソンとチームは最高の仕事をした。波乱のレースだったし、変化し続けるコンディションにわれわれが迅速に対応でき、ジェンソンが第1スティントで築いたリードを保てたことに満足している。しかし3回目のピットストップでインターミディエイトタイヤを装着する際に手間取らなければ、われわれのドライバーたちがトップ3を得られたことを考えれば、完ぺきだったとは言えない。それでもシーズン序盤のスタートを最高の結果で始められたことにはうれしく思っている。2つのポールポジションと2つの勝利をつかめたんだからね。これ以上のことは求められないし、これらはわれわれのチームが有する才能、態度、熱心さが生んだ成功の証なのだ」

E.A. © CAPSIS International
Kay Tanaka
RACING-LIVE Japan