朝青がプロレス招待観戦すっぽかし

　大相撲の横綱・朝青龍（２９）＝高砂＝が１２日、プロレス観戦の招待をすっぽかした。両国国技館で行われた「蝶野正洋２５周年特別興行」に特別ゲストとして招かれたが、無断で欠席。けいこをサボるのは日常だが、プロレスの招待まですっぽかし、お騒がせ横綱がリングをも混乱させた。

　蝶野が出場するメーンイベントの直前。館内が暗転し、リングアナウンサーが「本日の特別ゲストをご紹介します。第６８代横綱・朝青龍明徳関です！」と呼び上げると、超満員１万１０００人の観客から「朝青龍」の大コールが起こった。だが、当の横綱は姿なし。約３０秒の微妙な沈黙後、「ただいま席を外されているようです」とアナウンスされると一転、ブーイング。蝶野が勝利した試合後も「朝青龍はどうした！」とヤジが飛んだ。

　欠席に関し、朝青龍関係者は「来る予定はなかった」と説明したが、蝶野は「来るという返事はもらったけど、来ないという返事はなかった」と首をかしげた。Ｖ２４を決めた秋場所後はいまだにけいこを再開していない。１４日には武蔵川理事長（元横綱・三重ノ海）、白鵬とともに首相官邸へ鳩山由紀夫首相を表敬訪問する。まさか無断欠席はないはずだが…。嫌な予感が漂ってきた。