◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
西武・菊池雄星投手(18)が22日、おかわりクンこと中村剛也内野手(26)と“バーチャル対決”を行った。西武第二球場の室内練習場でフリー打撃を行っていた主砲を凝視。実際にマウンドに立っている自分の姿を想像し、頭の中で2年連続パ・リーグ本塁打王と真剣勝負。2月13日のキャンプ紅白戦でのデビューに向けてキングを研究、キャンプ初日での宝刀・スライダー解禁も明言するなど、早くも本気モードに入ってきた。
この時を待っていた。室内練習場でのティー打撃前。雄星が二塁後方のネット越しから、食い入るように中村のフリー打撃を見つめた。打撃投手を務める椎木ブルペン捕手の球に快音を響かす主砲。MAX155キロ左腕は一球一球、微妙に体を揺らしながらイメージトレーニングを開始した。
頭の中で、パ・リーグ2年連続キングとの真剣勝負に挑んだ。入団当初から「中島さんや中村さんと早く対戦してみたい」と熱望していた左腕にとっては絶好のチャンス。「あのコースに直球を投げれば」「ここからスライダーを曲げると…」。マウンドに立つ自分の姿を想像し、実戦さながらの集中力で“バーチャル対決”を続けた。
「逃げる投球だけはしたくない」という強気な左腕は、制球を気にせずに直球で攻めた。だが、「真っすぐは普通に(スタンドへ)持っていかれる。真っすぐだけでは通用しない」と打たれるイメージばかり…。「ホームランバッターには内角に投げないと勝てない」と勉強した。仮想対決ながら、プロの壁にぶち当たったかのような表情を見せた雄星は「モノが違います。雰囲気が違う。同じチームで良かったです」と降参気味だった。
だが、攻略への糸口は見えた。実際に中村が苦手とする「内角攻め」にたどり着いた左腕は「もっと変化球を磨かないと」とも感じたようだ。いまだ披露していない伝家の宝刀・スライダーの解禁へ―。「(キャンプ)初日から投げられるようにしたい」と決めた。現在は、キャッチボールで感覚をつかんでいる段階で、準備は進んでいる。
「マイペースで一生懸命やるだけ。結果的に2軍に落ちてもしょうがない」と雄星は腹をくくった。注目されるデビュー戦は2月26日、巨人戦(南郷)が濃厚。この日の仮想おかわりクンとの真剣勝負で確認した内角攻めとスライダーで、最強打線に真っ向勝負だ。
(2010年1月23日06時00分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)