松井キャンプ地に“ゴジラロード”

エンゼルスのキャンプ地・テンピの街に飾られた松井の旗

　【テンピ（米アリゾナ州）２１日】エンゼルス・松井秀喜外野手（３５）と地元大学のコラボレーションが実現した。当地にあるアリゾナ州立大学に面した通りの街灯に、松井のフラッグが出現。大学側とその地域が街をあげて、ゴジラのキャンプ地上陸を歓迎した。

　“ゴジラロード”と化したのは、テンピ市内を東西に走るメーン通りと交差している「カレッジ通り」などのストリート。メーン通りから一歩入ると、街灯に松井の旗がなびく。ハンター、守護神フエンテスら主力選手の旗とともに、松井もチームの「顔」として、道をエ軍一色に染めている。

　アリゾナ州立大学の学生は約６万人。そのうち日本人は１００人程度も、日本人の大学関係者は「松井選手が来て、この街も盛り上がってきてうれしい」と話すなど、キャンプインを前に話題沸騰。同大学はメジャーリーガーとのかかわりも強く「ミスター・オクトーバー」ことレジー・ジャクソン氏や通算７６２本塁打のバリー・ボンズらを輩出。野球熱も高く、フラッグを掲げて新天地で戦う松井を応援している。

　松井はこの日、球場には姿を現さず、宿泊先のコンドミニアムで約３時間の室内トレーニングを行った。前日（２０日）に初打ちをするなど、しばらく動かしていない筋肉を使ったが「全然、体は問題なかったです」と２３日のキャンプインに備え、準備を整えている。