松井が絵本になる！子供たちに夢と希望与える

　ヤンキース・松井秀喜外野手（３４）が絵本になることが分かった。松井を主人公とした絵本「ぼくんちに、マツイヒデキ！？」（作・あさのますみ、絵・飯野和好、税込み１２６０円）が５月１５日に発売される。多くのホームランで子供たちを魅了してきたゴジラが、今度はキャラクターになって、夢を与える。

　あこがれのスターが突然、自分のもとに現れたら―。そんな夢を抱かせてくれる作品だ。テレビの中から松井が突然、飛び出して、現実の世界にやってくるところから物語はスタートする。絵本の主人公となるのは初めてだ。「読んでくれたみんなに夢を持ってもらえればうれしいですね」と本人は子供たちの手に絵本が届くことを楽しみにしている。

　作品で最も目を引くのはダイナミックに描かれている絵。ボールを追う姿やその表情の迫力には圧倒される。同時に野球の楽しさ、松井の“人間性”が伝わってくる。担当者は「この絵本を通じて松井選手や野球に親近感や興味を持ってもらいたい」と起用理由を明かした。

　松井はこの日、２４日から今季初対戦となる宿敵・レッドソックス３連戦のため、ニューヨークからボストン入りした。２２日のアスレチックス戦では第２号本塁打を放つなど打撃は上昇傾向にある。絵本の中のように子供たちに夢と希望を与えるために、まだまだ打ち続けていく。

　絵本に関する問い合わせは、学研　幼児・児童書出版事業部（電話０３・６４３１局１５８８）、受付時間は午前１０時～午後５時（土日祝日を除く）まで。