テレム氏が太鼓判！松井メジャーあと３年

　ヤンキースからＦＡ申請した松井秀喜外野手（３５）の代理人で、米イリノイ州シカゴで行われているＧＭ会議に参加しているテレム氏が、「彼は１０年メジャーでプレーできる」と来季メジャー８年目を迎える松井の状態に太鼓判を押した。自身のブログでは、ヤ軍に再契約へのラブコールを送った。

　３日間のＧＭ会議はこの日で終了した。「交渉は来週末からぼちぼち始まる」とヤ軍との独占交渉期間が終了した２０日以降から、全３０球団を対象にして交渉をスタートさせる。「我々のゴールは、彼にとって現役生活を続けるのに最もいい場所を探すこと」とし「最初に会った時には、メジャーで１０年間という話をした。それはできると思う」と、少なくともあと３年はメジャー契約が取れることに自信を見せた。

　ブログは「Ｈｉｄｅｋｉ　Ｍａｔｓｕｉ：Ａｎ　Ａｇｅｌｅｓｓ　Ｔａｌｅｎｔ（永遠の名選手、松井秀喜）と題して更新した。文中では「月曜日（９日）にＦＡ申請した松井に対し、記者たちは３５歳のＤＨがベテランの多くなったヤンキースの方向性にそぐわないとするが、代理人として見解が違う」と記した。今季、ＤＨとして本塁打数、長打率、出塁率、四球がリーグでトップ３に入ったことに着目し、衰えがないことを強調した。

　また、松井がヤ軍に与える経済効果にも言及。「再契約すれば、松井のその巨大な人気から収入増が見込める」と、これまで日本の６企業が球場に広告を出し、毎年数億円の収益を出したことを伝えている。

　ブログは「松井もＮＹが大好きなんだ」と締めくくっていた。改めて松井の必要性を訴えているようにも見える。ＧＭ会議中には、ヤ軍のキャッシュマンとあいさつをしただけで、話し合いの場すら持たなかった。敏腕代理人が、第１希望のチームをどれだけ振り向かせることができるのか。その手腕に、松井の未来がかかっている。