松井、赤のネクタイは決意の表れ

　―エンゼルスとの合意に至るまでの経緯は？
  「僕自身、ヤンキースで長いことプレーしていた。その（残りたい）強い気持ちもあったけど、とにかく自分の希望をかなえてくれるエンゼルスにいきたい、と思った」

　―決め手は。
  「少しでも多くプレーしたい。そのために守備に戻りたい。そのチャンスを与えてくれたのが一番大きかった」

　―外野守備はできるか？
  「来年の守備機会に関しては、春季キャンプでどれだけできそうか、チームと相談してやりたい」

　―ヤンキースとの対戦はどんな戦いになる。
  「現時点では分からない。打席に立てば、打つだけです」

　―赤っぽいネクタイは珍しいが、決意の表れか。
  「そう思っていただいて結構です（笑い）」

　―ソーシア監督の人柄は？
「いつも笑顔を絶やさない。冗談も多くて、たまに本気か冗談か分からないときがあるけど、これから接して見極めたい」

　―松井選手にとって赤という色の印象は？
  「子供の頃はアントニオ猪木のイメージです（笑い）」

　―左翼の定位置を狙うのか？
  「とりあえずＤＨでしょう。まずはひざの状態を確かめる。守れたら１、２試合と増えていければいい」

　―同地区にはマリナーズがいるが。
  「補強はしているので、チーム力は上がっていると思う。でも、Ａ’Ｓ（アスレチックス）も強いし、テキサス（レンジャーズ）も強い。（西地区は）予想はつかない」

　―イチローとの対戦が増えるが。
  「特別変わらない。多分ね」

　―背番号は「５５」。
  「番号を譲ってくれた選手、用意してくれたチームに感謝している」

　―ロサンゼルスへの思いは。
  「高校選抜の一員としてプレーしたときの印象が強く残っている。縁があったんじゃないかな」