赤いゴジラに猪木の闘魂！松井に赤い闘魂タオル贈呈

　ゴジラに、闘魂注入ダァ―。アントニオ猪木（６６）が１７日、米大リーグ、エンゼルスに入団の決まった松井秀喜外野手（３５）に「入団祝い」として、自身の必須アイテムである赤色の闘魂タオルを贈ることを明らかにした。松井がこの日の入団会見で、赤を基調としたユニホームについて「（赤は）アントニオ猪木（の色）」と語ったことを受けての“闘魂メッセージ”。ふがいない成績が続いた場合は、闘魂注入ビンタを見舞うことも示唆した。

　松井が赤を基調としたエンゼルスのユニホームを着ることを知った猪木は「新天地で頑張れよ。ゴジラのように巨大な敵をぶっつぶせ。ていっ！」とはるかかなた約８０００キロ先にいる松井に気合の入ったメッセージを送った。

　プロレスで「赤」と言えば、ジャイアント馬場のタイツが有名だが、猪木も１９７２年の新日本プロレス設立後から、赤のタオルを首に巻き、赤いガウンを羽織って入場。リングアナウンサーのコールとともに、タオルとガウンを取る姿は、全国のプロレスファンを熱狂させた。

　松井も「燃える闘魂」のインパクトが強いのか、この日の入団会見で赤のイメージを問われ「少年時代はアントニオ猪木」と回答。それを聞いた猪木が、さっそく反応した。

　米ニューヨークに自宅がある猪木は、松井と何度か会ったことがあるという。今回の移籍で松井はアナハイムに行ってしまうが、猪木は入団祝いとして自身が愛用する「闘魂タオル」をプレゼントする予定で、本拠地のエンゼル・スタジアムに応援に行くことも計画しているらしい。

　私服でも赤のマフラーを愛用している猪木は、松井がふがいない成績が続いた場合、闘魂注入ビンタをすることも示唆する。参院議員時代に、予備校生のパンチを腹部に受けた直後、強烈なビンタを返してから注目を浴びるようになり、０３年１２月３１日の「猪木祭」では、除夜の鐘に合わせ、１０８人のファンを連続ビンタ。野球選手では、格闘技イベントＰＲＩＤＥ１７（０１年１１月３日）のリングで、清原和博氏（当時巨人）に強烈なビンタを見舞っている。

　当然、松井の動向も注視しており、猪木は「やれんのか！」と覚悟を問いかけ、大きな期待を寄せた。