松井１７打席無安打で９日に初休養か

　◆マリナーズ０―８エンゼルス（７日・シアトル）　エンゼルス・松井秀喜外野手（３５）が、敵地のマリナーズ戦に「５番・ＤＨ」で出場し、３打数無安打２三振１四球だった。チームは連敗を７で止めたが、松井は４試合、１７打席連続無安打とブレーキ。試合後にはソーシア監督との初の個人面談が行われた。

　開幕から３１試合連続スタメンとなったが、５月はこれで２５打数２安打。打率８分と不振にあえぐ。松井は帰り際、ロヘリオ・カーロン通訳とともに監督室に呼ばれた。ソーシア監督は「打撃練習でいい感じになってきているが、１回休んで精神的にスッキリするのもいい。意見を交わしたかった」。松井の出場意思を確認した上で「彼のことは信頼している。明日はプレーし、日曜日がオフになるだろう」と９日のマ軍戦での今季初の休養を示唆した。

　松井は「（聞かれたのは）体調のことだけ。大丈夫だと答えました。（起用法については）すべてお任せです。明日も出ますよ、多分」。不振脱却に向け、参加するか「分からない」としつつ、８日の早出練習の予定を真剣な表情で確認した。

　同地区のライバルとの初戦は、初回無死三塁で一ゴロに倒れ、３、４打席目は「両方ともボール球を振らされた感じ」で連続三振。「状態はよくないでしょうね。疲れている感じはしないです。練習では悪くないので、試合で変わっていければ」

　日米通算１５００打点は王手から７試合、３０打席お預けとなったが、エ軍の連敗ストップがせめてもの救いだ。「勝ったことはチームとしていいし、自分のことは自分で反省する」勝利をきっかけに、自らのバットも復調させたい。