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◆エンゼルス4─2ロッキーズ(26日・アナハイム) エンゼルス・松井秀喜外野手(36)がド派手な満塁アーチで米通算150本塁打を達成した。本拠でのロッキーズ戦に「5番・左翼」で先発し、初回に16試合ぶりとなる先制&決勝の10号満塁弾。ヤンキース1年目、ホーム開幕戦での第1号と同じ米通算6本目のグランドスラムで節目の一発を決めた。日米通算打点も「1531」とし、巨人時代の同僚・清原和博氏(1530打点)を超えた。
積極的に振り抜いた。初回1死満塁。カウント0―3から、松井はクックの真ん中外寄り、直球系の88マイル(約141キロ)を狙った。「高めだけを待って打った。行ったんじゃないかと思った」。60打席ぶりの一発、10号満塁アーチが中堅左に飛び込んだ。球場スクリーンに浮かんだ「米通算150号」の文字。観衆3万9225人の歓声が全身に降り注いだ。
あのときと同じだ。ヤンキース1年目、2003年4月8日のツインズ戦。旧ヤンキー・スタジアムでの本拠開幕戦で放った第1号を思い出させる劇的グランドスラム。「今日の試合の中で大きな本塁打。150号は意識しないけど、違う意味でも記憶に残りやすいかもしれない」。勝利をたぐり寄せる一発で、また新たな1ページを刻んだ。
度重なる故障を乗り越えてのメモリアル弾だ。左手首骨折、両ひざ手術…。先日、都内で日本料理店を営む大羽耕一さん、里枝さん夫妻が渡米観戦。星稜高時代、日本高校選抜でホームステイした先の加藤敏夫さん一家も同席し、松井は大勢の知人に囲まれて食事を楽しんだ。席上、ふと漏らした。「昔は体重が増えても、減らすのも簡単だった。今はすぐに減らない。新陳代謝が悪いんでしょう。年なんです」。36歳を実感している。体重過多による体への負担を防ぐため、夜は大好きな白飯を控え、自己管理を徹底するようになった。
「日本にいたときと比べたら遅いんだろうけど、ペースは考えてない」。日本で02年にシーズン50発を放った長距離砲が、米国では2年目の31発が最多だ。「球が重いとか飛ばないとかいう感覚は、もうない。これが当たり前。日本の球の重さは忘れたよ」。メジャー8年目。988試合で到達した150発目。その数字は通過点でしかない。
米200号、300号を期待する声には「気持ちと体と技術と、全部もったら行きたい」。昨季は1試合も守備機会がなかったが、今季は左翼を守った12試合で4本塁打、打率3割9分5厘と絶好調。先週初めには真新しいグラブが届き、うれしそうに何度も叩いた。「まだ慣れさせないと、試合で使えないよ」。やはり、打って守るのが本来のスタイル。その姿を勝利のために取り戻し、松井は大きな弧を描き続ける。
◆松井本塁打あらかると
◆メジャー史上435人目 米大リーグ150本塁打以上打者は松井で435人目、現役では61人目。日本人選手では初(2位はイチロー87本)。日本プロ野球では153人いるが、巨人で332本マークした松井は史上初めて、日米で150本以上打った打者となった。
◆24打数で1本 日本では13・77打数に1本塁打の割合だったが、渡米後は24・01とダウン。
◆ハラデイから4本 計120人の投手から打っているが、最多はハラデイ(現フィリーズ)の4本。日本人投手は04年、ドジャース時代の野茂英雄投手から打った1本だけ。左投手からは45本。
◆満塁弾6本目 ソロが最多83本、2ラン40本、3ラン21本、満塁弾は6本目で日本人メジャー最多(2番目はイチローの4本)。走者別では二、三塁の状況だけ本塁打なし。
◆初球が最多 カウント別では初球の28本が最多。06年9月25日、デビルレイズ戦のメジャー78号では14球目だった。この日でカウント0―3からは3本目。
(2010年6月28日06時01分 スポーツ報知)
試合結果 (8月24日) | |||
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▼レギュラーシーズン | |||
インディアンス | アスレチックス |
終了
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タイガース | ロイヤルズ |
終了
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ブルージェイズ | ヤンキース |
終了
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レンジャーズ | ツインズ |
終了
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ホワイトソックス | オリオールズ |
終了
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エンゼルス | レイズ |
終了
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フィリーズ | アストロズ |
終了
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パイレーツ | カージナルス |
終了
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ナショナルズ | カブス |
終了
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メッツ | マーリンズ |
終了
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ブルワーズ | ドジャース |
終了
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ロッキーズ | ブレーブス |
終了
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パドレス | ダイヤモンドバックス |
終了
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ジャイアンツ | レッズ |
終了
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