F1 : 2位を死守したクビサ - BMW

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2位を死守したクビサ

日本GP - BMWザウバー - 決勝

12/10/08 18:45

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また、記憶に残る走りを見せてくれたクビサ

BMWザウバー・チームは日本GPで、今シーズン11回目の表彰台を獲得した。6番グリッドからスタートしたロバート・クビサが2位でレースをフィニッシュ。クビサにとっては今年7回目の表彰台であり、2位を経験するのもすでに3回目だ。16番グリッドからスタートしたニック・ハイドフェルドは、チャンピオンシップ争いをするトップ勢がそろってスタート直後に順位を落とす劇的なレースで、ポジションを10位まで上げた。BMWザウバーはコンストラクターズ・チャンピオンシップで、ポイントリーダーのフェラーリから13ポイント差の3番手につけている。（注：いずれもセバスチャン・ボーデのペナルティ確定前のリザルト）

ロバート・クビサ

「スタートは良かったけど、クラッチが少し滑ってしまって、ヤルノにストレートで抜かれてしまった。そこからインサイドのラインを取ることにして、できるだけブレーキを遅らせたんだ。フロントホイールをロックさせてしまったけどね。でも、周りのみんながコースを飛び出していて、僕はある程度自分のラインを守れたから、2コーナーを過ぎたらトップだった。そこからは引き離そうと頑張ったけど、無理だったよ。タイヤにグレイニングが出ていて、特に最終セクターで多くタイムロスした。できるだけハードにプッシュしていたけど、ピットストップを終えたらフェルナンド・アロンソが前にいて、彼のペースにはついて行けなかった」

「最終スティントの序盤は、タイヤのグレイニングがひどくてラップタイムが大きく落ちてしまい、キミ・ライコネンから強いプレッシャーを受けることになった。最高のバトルができたよ。彼は一度、2コーナーで横に並んできたけど、僕はインサイドにいて、一切引く気はなかった。それで彼を抑えることができたんだ。数ラップ走るとグレイニングがなくなって、通常のペースで走れるようになった。この困難な時期に、チームにとっては素晴らしいリザルトだよ。このところ僕らは少し苦しい戦いを強いられていて、他のチームたちからプレッシャーをかけられていた。だから、この2位は僕らの士気をすごく向上させてくれるはずさ。何も失うものはない。だけど、すべてが可能なんだ」

ニック・ハイドフェルド

「前にいたウィリアムズ勢に比べると、僕のスタートは良かったけど、それ以上に後ろのHonda Racing F1勢が良かったんだ。1コーナーはトラフィックがひどくて、あの騒ぎを切り抜けられたのはラッキーだった。僕にとって、レースで一番良かった瞬間は、4周目に2台をまとめてオーバーテイクした時かな。1ストップ作戦の人たちの中で、僕は最後から2番目にピットストップを行った。重いマシンの扱いは難しかったよ。来週末の上海では、予選でもう少しうまくやれると思うから、楽しみにしている」

マリオ・タイセン（BMWモータースポーツディレクター）

「ロバートのパフォーマンスは実に力強かった。1コーナーのカオス状態を抜け、彼はレースをリードした。後にフェルナンド・アロンソに前を行かれてしまったものの、キミ・ライコネンに対してはポジションを守り切った。われわれにとって、シーズン11回目のポディウムであり、これでロバートは2008年に7回もポディウムに上がったことになる。ニックも16番手から10位とよく巻き返したが、ポイントは取れなかった。中国とブラジルのラスト2戦、エキサイティングなレースを期待している」

ウィリー・ランプ（テクニカルディレクター）

「すべての予想を覆すエキサイティングなレースだった。ロバートは、わずかな幸運と彼のガッツのおかげで、スタートでトップに立ち、最高の結果を残した。最初のピットストップの時期までリードを守ったが、その後はフェルナンド・アロンソのペースにかなわなかった。第3スティントでは、キミ・ライコネンの攻撃をクレバーかつフェアな方法でかわし、シーズン7度目の表彰台にふさわしい走りを見せた。ロバートのパフォーマンスは本当に素晴らしかった。ニックは1ストップ作戦で10位までポジションを上げることに成功したが、グリッドが16番手だったので、これ以上は望みようがなかった」

E.A. (C) CAPSIS International
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