since 14/DEC/96
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1月
31日
(thu)
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アイドル動画のRen_dohの更新分で一番嬉しかったのは、久保田利伸プロデュースによる「こんな気持ち〜ハリハリヘリヘリ〜」を歌う吉野紗香でした。なんていうか、歌う表情がチャイドルの演技の延長線上にあります。そしてこの曲のCD欲しいなぁ…と思い始めて、ついヤフーオークションで落札。
2月12日発売の「月刊吉野紗香」はどんなもんかな。あと、サンスポのアイドル図鑑ってちょい便利。吉野紗香のページもあります。
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フクダさんから教えてもらった残酷なゲイツのテーゼというページに、「愛国戦隊大日本」のオープニングムービーがありました。これも初めて観た。ガイナックスの前身のゼネラルプロダクツの作品です。
去年のSF大会での上映の時には、主題歌の大合唱が起きたとか。いい話です。
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1月
30日
(wed)
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「もうだめです…。『BUBKA』3月号の矢口真里のスキャンダル写真、発売前にはガセだと踏んでたのにマジネタじゃないですか。」
「なんだいなんだい、根性の曲がった一人前のモーヲタかと思ったら、根は単なるマジファンだったのかよ。中村愛美ファンの味わった絶望に比べたらたいしたもんじゃないだろ。」
「ふーん、ムネカタさんそういうこと言いますか。ほら、矢口の記事から1枚ページをめくると、男と一緒の広末涼子の奇行写真が。」
「やーめーてー。」
「ともかく、今回の写真の何が嫌だって、『本当はもっとすごい写真があるんじゃないか』っていう不安が煽られることですね。来月号には何が載るのか、それこそ中村愛美みたいに追撃されて…。」
「まぁそう涙目で紫色の唇のまま額に汗を浮かべて震えずに俺の話も聴けよ。今日さ、昔の彼女が、付き合っていた当時に俺がクリスマスプレゼントに贈った椎名林檎のコスプレ用のナース服をヤフーオークションに出してるのを見ちゃってさ。あれには正味のところ気が触れるかと思ったね。」
「いや、はぁ、それとこれとは…。」
「しかもさ、開始価格が3500円に設定されてるんだよ。でも俺があげたんだから元値はタダじゃねぇか、どこから来たんだ、3500円はよ! なんだその中途半端な金銭欲は! 錯乱して入札するところだった。」
「うわー、この商品画像、自分で着用している写真に自分で目線入れてるよ! うん、あなたたちのそういう生態を見ていたら、僕はまだまだ人の道を外れてないと気付いて、なんか急に自分に自信が湧いて元気が出てきました。」
「そういう反応をされると微妙な気分だけど、とりあえず良かったよ。」
「そんな精神状態のムネカタさんがDJを務める、2月2日(土)の『輝け! 人生レコード大賞』は見逃せませんね。右のバナーをクリック!」
「あんまりにも強引な展開だけど、上のバナーをクリック! 会場はTGVでおなじみ新高円寺のSALON by marbletron、僕は17:45〜18:30に回す予定です。」
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1月
29日
(tue)
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すいぶんマッチョになっちゃったねぇ。というのがモーニング娘。の新曲「そうだ! We're ALIVE」のラジオ音源を聴いた感想でした。イントロで「ニホン」とか言っているのはオリンピック番組のテーマソングだからでしょうが、ファンキー路線に戻ったこの曲は、全編いかにもスポーツっぽい暑苦しさに包まれています。
ボーカル面での迫力を前面に押し出した仕上がりで、よくここまでパート割りを考えたものだと感心するほど。1:00あたりからのやたらとパワフルなパートは誰なんだろう? でもこれじゃ実力的についていけないメンバーもいるだろうなあ…と思っていると、ちゃんと「幸せになりたい」とか可憐に歌い出すパートもあって、つんくも芸が細かいと思いました。
終盤にまた「ジンギスガン」みたいなコーラスを入れる過剰さは、果たして良いのか悪いのか分からないけれど、これはこれで非常につんくらしいです。あ、今の表記は「つんく♂」なのね。
カップリングの「モーニングコーヒー2002」では、あの内容の歌詞を新メンバーに歌わせているであろう事実に倒錯的な楽しみを見出すことにします。普通にいい曲だね、これ。
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社団法人日本レコード協会会員のレコード会社19社と音楽著作権協会が、CDから作られたMP3のフィルローグでの交換停止を求めて東京地方裁判所に仮処分申請。詳しくはZDNet・INTERNET Watch・BizTech NEWSの各記事をどうぞ。
著作権は当然守られるべきものとしても、音楽業界の既得利権を守ろうとする姿勢には別に共感しません。しかし、単純明快のようで不可解な主張を掲げるファイルローグにはそれ以上の不信感を抱かざるをえません。P2Pの技術的な可能性は疑うべくもないけれど、その技術的な可能性を試したかったという日本MMOの松田社長は、その実験が現実的には違法ファイルに支えられている現状に、なんであそこまで無頓着なまま建て前を繰り返せるのでしょう。本当にそうした実験をしたいのなら、自前でソフトウェアなりのコンテンツをP2Pを通して配信すればいいだけだと思いますが。
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1月
28日
(mon)
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SPOTLIGHT recordsからリリースが予定されているアルバムを2作聴きました。
モユニジュモを中心とするユニット・イルメリの「Quex」は、3月上旬に発売予定。ラップなのだけれど、RIOW ARAIやMATSU & TAKEも参加したバックトラックは通常のヒップホップの枠から大きく逸脱していて、ビートは強いんだけどサウンドは不可思議だったりアブストラクトだったりするほど。この世界を耳にすると、モユニジュモがECDの新作に参加していたのもよく納得できます。独特のユーモアを感じさせる声の個性が強烈で、しかもビートと言葉の拮抗の仕方も強力。それだけでアルバム1枚を聴かせる魅力があって、歌う部分でもいい味を出しています。声の使い方が巧いんだな、この人。
3月下旬に発売予定のDJ雨雲「the rain could show」は、シンセとターンテーブルとドラムマシーンのみで制作されたアルバムだそうで、サンプラーもパソコンも使ってないと聞きいて驚きました。複雑骨折したようなビートの連続で、シンプルでタイトなんだけど、そこにはクセになるような粘りが。定型的なスタイルからほど遠く、単純なエレクトロカとも趣を異にするそのサウンドは、しかししっかりとヒップホップの感触があるわけです。時にアッパーだったり時にリリカルだったりという表情の変化の幅もいいな。一人で繰り広げられるヒップホップといった雰囲気のこのアルバムには、粒のゴツゴツした音の気持ち良さが満ちていました。
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1月
27日
(sun)
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2月2日にUMMO Recordsから発売されるHELICOID 0222MBの新作「ELE SHOCK!」は、前作以上に気だるく泥臭いサウンドになっていました。アフロ、ラップ、ダブなどの黒いグルーヴに加え、祭囃子や擬似民俗音楽まで飲み込む貪欲さ。ボーカルの改善によってもっと魅力的になれる気がしましたが、このグルーヴと混沌にはかつてのハバナエキゾチカを連想しました。ラストに収められたラウドにしてエクスペリメンタルなセッションのような、サウンドの要素がさらに溶け合った世界を彼女たちが生み出していくことに期待させるアルバムです。
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1月
26日
(sat)
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土曜だっていうのに平日よりも早起きをして病院に行き治療を受けます。ここ最近あまり眠らない生活をしているので、待合室でも病院を出てからも意識は朦朧としていて、自転車に乗るのは危険だと判断してそのまま徒歩で一駅分ほど歩き、デジカメを修理に出したパソコンショップへ。液晶を壊したので1万円以上も修理代がかかっちゃいましたよ。そして小型のノートパソコンが欲しくて目をつけているLibrettoはなんか品薄みたいでしかも最新機種は高い。10万円ぐらいで買えればいいんだけど、と諦めて帰ります。
そして意識が飛びます。気付くと夜6時。コンビニへ行きます。
そして再び意識が飛びます。電話に目を覚まして「今何時?」と聞くと「ちょうど12時」。
今日の午後は少なく見積もっても10時間は余裕で寝ていました。廃人のように。
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フィギアの世界じゃ特に珍しくもないのかもしれませんが、門外漢の僕は●完成品●KOTOBUKIYA 部屋着アスカ大改造ver.を見て、ここまで元キットから別物にできるものなのかと驚きました。すごいなぁ。同じ作者さんによる8頭身2人組ジンジャーも最高、「よりキモくなるように(笑)アレンジしました」っていうのも本当にキモくて見事です。
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菊地成孔日記の「02/01/25(金)06:39:36」のオザケン新作についてのコメント、「蓋を開けたら小沢健二と宇多田ヒカルの折衷だった」とはうまいこと言うものだと思いました。確かにそんな感じ。
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1月
25日
(fri)
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江古田Cafe FLYING TEAPOTで、マリちゃん展覧会のクロージング・パーティー。この店には数年ぶりに行きましたが、壁がどこもグッズやイラストのパネルで飾られていて、マリちゃん制作の偽キャラクターだらけ。ポップでセックスでデスなマリちゃんの作品を、会場にいる子供が指を差して見ていると、それだけでちょっとドキドキです。
マリちゃんには、サイン入りのポストカードセットをもらい、「けだものぼうし」を着用してポラロイド撮影もしてもらいました。ありがとね。ちなみにこの「けだものぼうし」、何か甘酸っぱい記憶があると思ったら、2年前にTINAMXの桜井恭子記事で使ったものなわけですね。
そのTINAMIX関係者も会場には多くて、連絡網 AMIの方々もいたようです。僕は会場で伊藤剛さん・TINAMIXの佐藤さん・まさしろ・砂さんあたりと話していて、終盤斎藤環との対談を終えて来た東浩紀さんのテンションは上がりっぱなしでした。最後の集合写真、あれ誰のカメラだったんだろう?
ともあれマリちゃん、多聞の皆さん、おつかれさまでした。
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1月
24日
(thu)
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昨年の暮れから小沢健二のシングルを買い集めたりアルバムを聴き直したりしていたのは、この日のためだったのだなぁ。2月27日に発売される約5年ぶりの新作「Eclectic」(→amazon.co.jp)のテープを、そんな気持ちになりながら聴きました。
そしてこのアルバムは僕の興奮に充分に応えてくれるものでした。数回聴いた印象だと、MARVIN GAYEのトリビュートアルバム「Marvin is 60」の日本盤に収録されていたカバー「got to give it up」の路線の延長線上にある、セクシャルなソウルが並んだ作品という感じです。そうだよなぁ、こりゃモータウンから出したくなるよ、と思わず納得するほどに。
ストレートにしてディープな歌詞、冴えたメロディー、そしてとにかく濃密な情感。彼に何を期待していたかで評価はわかれるでしょうが、僕はこのアルバムを非常に気に入りました。満足。
いろいろ書きたいことはあるけれど、詳しくは2月20日発売の「アワーズライト」4月号の「BED ROOM DISC JOCKY」で。
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1月
23日
(wed)
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Ren_dohには80年代アイドルの動画がたくさんありますが、特に強烈なのがセイントフォーのこの動画です。ボーカルの音程も衣装も振り付けも歌詞もサウンドも、不条理なほどのインパクト。当時も過剰に感じたけれど今見てもやはり過剰で、そのトゥー・マッチぶりはもはや時代性を超越しています。いきなりバク転を披露するイントロを見ているだけで、その後の彼女たちの悲運に思いをはせてしまいました。
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菊地成孔の1月22日の日記によると、SPANK HAPPYの次のシングルのアレンジを、元メンバーで近年はモーニング娘。を手掛けている河野伸が1曲担当するとか。瀧坂さんから教えてもらうまで、菊地日記は文字量が多いんで見落としてましたよ。
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よりストレートに、より力強く。中村一義のマキシシングル「キャノンボール」(→amazon.co.jp)は百式と名付けられたバンドでの演奏で、あまりの直球ぶりに驚かされます。今さら比較するのも無意味かもしれないけれど、「金字塔」や「太陽」の頃にあった苦悩に満ちたオーラが消えたのはちょっと淋しいなぁ。とはいえメロディーも演奏もとても爽快で、ついずっと聴き続けてしまうのですが。
カップリングにはその「キャノンボール」と「犬と猫」のライヴ音源を収録。ボーカルもしっかりしているのになんで今までライヴをほとんどしていないのかなぁと思いましたが、初のライヴツアーが決定したとCD-EXTRAで告知されていました。
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1月
22日
(tue)
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この日記で2回ほどECDの新作「SEASON OFF」(→amazon.co.jp)を話題にしましたが、この作品に参加している松竹剛さんが、僕が数年前にメールをやり取りしたことのある方だとご本人からのメールでわかってビックリ。日記を続けていると、思いがけない再会もあるものだなぁと感じ入りました。松竹剛さんは現在SPOTLIGHT recordsというレーベルを主宰しているそうで、そこには僕が最新作「Beat Bracelet」を聴いたRiow Araiの名も。世界はいろんなところでつながっているのだなぁ、と改めて思うのでした。
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佐野元春のポエトリーリーディング・ライヴのDVD「In motion 2001」(→amazon.co.jp)が発売されましたが、これに先だって発売されたはずの同名のCDを渋谷で探したもののどこにも見つかりません。自主レーベルからの発売だったからもう売り切れたのかな…と思いながら公式ページを見たら、単にホームページでの限定発売のためでした。ここ数年の佐野元春は、たまにこの方法で限定盤を出すので油断がなりません。
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1月
21日
(mon)
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武富智の絵を見たのは、たまたまホームページに流れ着いた時が最初で、商業誌にも描いている作家だと知ったのはその後のことでした。そして週刊ヤングジャンプでの連載作「キャラメラ」第1巻(→amazon.co.jp)でも、ホームページで印象に残った絵の良さは相変わらず。特に表紙やカラーページの色の塗り方が武富智らしいです。
ゲームセンターで出会った初恋の女性を8年間想い続けた主人公が、彼女に再会するという物語で、「いくらなんでもそりゃ安易だろう」という展開があるものの、なんか許せちゃいます。たぶん武富智が描くキャラクターの表情がいいからでしょう。
あと蛇足だけど、トイレでセックスして射精する瞬間に水を流すという描写が面白かったです。意味あるのか。
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1月
20日
(sun)
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「MUSIC MAGAZNE」2月号では、GREAT3「When you were a beauty」(→amazon.co.jp)のアルバム評を執筆しています。
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柏木ハルコ「花園メリーゴーランド」第2巻(→amazon.co.jp)は、年長者が若衆に性の手ほどきをする村の習俗に飲み込まれ困惑する少年少女の精神的な混乱の描写が巧いです。しかも部外者である主人公の男の子は葛藤しつつもセックスをしているうちに考えるのが馬鹿馬鹿しくなり始め、一方同じような戸惑いを抱えていたはずの村の少女とは気持ちがすれ違ってそれは次巻へと続きます。性についての価値観が揺れ動かされ、しかして割り切ることもできない姿を描いたこの作品、なかなかに切ない物語でもあります。
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1月
19日
(sat)
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「アワーズライト」3月号の「BED ROOM DISC JOCKY」では、ECD「SEASON OFF」と松浦亜弥「ファーストKISS」を紹介しています。というか、松浦亜弥に関しては「紹介する予定だった」という感じの非常に微妙な状態になっていますが、それはそれ。小石川ふにさんのイラストが通常よりも大きくて、文字が少ない辺りにいろいろと大人の事情があるのだとご推察ください。レコード会社の担当者の罪を憎んで松浦亜弥を憎まず。無難にまとめればそんな心境です。
それにしても、同じ号に掲載されているあびゅうきょさんの「果てしなき絶望の果てに」はすごいマンガです。外人男に惹かれる日本の女たちに絶望した日本軍の若者たちがクーデターを起こしていて、情けなくもある絶望感が国粋主義と結びついて異様な雰囲気を生み出しています。相変わらず強烈な個性。次回への「引き」も、よくわからないけど強力です。
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1月
18日
(fri)
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この第27号からリニューアルした「ディアス」が、「スクープ! あの『酒鬼薔薇』が今春、極秘出所する!」なんていういかにも扇情的な記事を掲載しているので、「まったくけしたからん」とさっそく購入しました。
記事はふたつにわかれていて、ひとつは酒鬼薔薇がこの春に少年院から都内の更正保護施設に姓名を変えて移ることについて、その危険性を指摘しながらレポートしたもの。で、もうひとつは、医療少年院で彼の講師を担当したという童話作家の森忠明が、少年院での彼について語った記事です。この人、寺山修司の天井桟敷出身だとか。
しかし実際に読んでみると、森忠明が担当した少年が酒鬼薔薇であるという証拠は明確にはありません。しかも、作家になりたいと語ったとされる「酒鬼薔薇」の作文が掲載されているものの、森忠明がこれをどういう意図で編集部に流す判断をしたのかもよくわからないのです。「酒鬼薔薇」の描写は当人だとすれば興味深いのですが、この記事だけではいい歳こいたオヤジが酒鬼薔薇に恥ずかしげもなく妙なロマンを感じているような後味の悪さだけが残ったのでした。
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CD Journalに「XTCのボックス・セットがホントに出ます」という記事が。ヴァージン時代の音源を集めた4枚組で、レアトラックやデモ音源が収録されるとなれば、ええ、きっと買っちゃいます。
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1月
17日
(thu)
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TGVを終えてまだ1週間と経っていませんが、落ち着きもなく次のイベントのお知らせです。2月2日(土)に開催される「輝け! 人生レコード大賞」でDJをすることになりました。ホームページ上にはまだ名前が載っていませんが、僕が一杯食わされているのでなければ回させてもらえるはず。ピンチヒッター的な役割で呼ばれておいてピンチを生み出さないよう頑張ります。他のDJはすでに面識のあるよしきさん・たぐさん・junneさんのほか、イベントで初対面になるカワせんぱいさん・デミさん・素股Qさんが。こちらも個人的に楽しみです。
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1月
16日
(wed)
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先日のTGVでロックレコードの木村さんから、2月27日に発売されるminty fresh japanレーベルのオムニバス盤「minty fresh japan compilation vol.3」をいただきました。聴いてみてちょっと意外だったのは、シカゴの本家minty freshに通じる洗練されたセンスがあるのはもちろん、けっこう歌心を感じさせるアーティストが多かったこと。サウンドは同時代的なんだけど、芯の部分に渋さを感じさせるアーティストが集められていて、総じてクオリティーが高いです。特に「揺らぎ」という名のアーティストのインパクトが大きかったのですが、なんて検索しにくい名前なんだ。そしてエンディングを飾るjellyfishは、相変わらずきらびやかなポップセンスで異彩を放っていました。キュートさと混沌が背中合わせで、すごくチャーミングなこのトラックのタイトルは「every color is beautiful」。ぴったりだなぁ。
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1月
15日
(tue)
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「レコード・コレクターズ」2月号を読んでいて初めて気付いたのですが、NYテロ事件の影響で延期されていたBRIAN WILSONの来日公演日ってとっくに決まっていたんですね。延期の連絡を電話でくれたキョードー東京のことだから、公演日が決まればまた連絡してくれるのだろうと思い込んでいたら、そんな心根の優しい人達ではなかったようです。払い戻しの期日もとっくに過ぎているし、気付いてなかったら8500円のチケットが紙切れになるという悲惨な事態が待っていましたよ。危ない危ない。
2月5、6日にはDAVID BYRNEの東京公演も。こちらのチケットもまた7000円もするけど、まだ生で彼を見たことがないんですよね。会場は渋谷クラブクアトロなので大きいハコじゃないけれど、まだチケットは残ってるのかな。
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1月
14日
(mon)
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昨日の自分たちのイベントに続いて、またマーブルトロンへ。今日はjunneさん主催による「至上の愛 #7 jazz issue」で、菊地成孔と大友良英によるライヴ、菊地成孔によるマイルス・デイヴィスについての講義などがありました。
大友良英はギターとは思えぬ音をギターから出し、菊地成孔は改めて見てもやはり栗本慎一郎に似た風貌でキーボードからビートを鳴らし、そしてサックスを吹きます。ふたりのインプロビゼーションの音が絡み合い、そしてどちらの音か区別がつかなくなるほど高まる瞬間が数度訪れました。菊地成孔が「曲をやろう、今必要なのは曲だよ」と言い出して、大友良英が5弦しかないギターでボサノヴァを弾く場面も。
続く講義は、「マイルス・マジック」と呼ばれるマイルス・デイヴィスの凄さについての分析。文藝別冊の原稿の補完だったそうですが、肝心のその雑誌を持っている人は会場にはほとんどいませんでした。「ON THE CORNER」の冒頭は実はセッションテープを編集していて、本来は3拍目の裏だった部分から始まっているそうですが、今までそんなことなど想像さえせずにあのレコードを聴いていましたよ。「HONKEY TONK」のリズム構造は非同尺の小節が組み合わされていて、しかもマイルスがミュージシャンに変な場所でキューを出すので演奏が乱れているという話も興味深く、そしてそこまで分析している菊地成孔も菊地成孔だと思いました。彼の話は脱線しまくりで、しかもよく話すのですが、それでも話が非常に面白いので許せてしまいます。楽譜にはあまり強くない僕にもわかりやすい講義で、そして質問者にも丁寧に答える彼の態度が印象的でした。
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1月
13日
(sun)
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てなわけで、TGV NUMBER NINE "ジェントル・ファイヴの合唱"でした。午後3時に会場のSALON by marbletronに入り、サロンを冬の午後の陽射しが満たす平和な光景の中で機材の準備をします。
開場前に、「そういえばなんでいつも午後4時スタートなんだ、冷静に考えて早すぎないか」とメンバーで話していましたが、実際にその時間に会場してみるとすぐにお客さんが来てくれるのですから、感謝せずにはいられません。前回開催した時よりも会場には椅子が増えていましたが、夜には全部埋まるほどの客入りでまた感謝。日高さんが来てくれて、初めて会えたのも嬉しかったです。
1 | MATCHING MOLE | O CAROLINE |
2 | あがた森魚 | ガルトネルのブナの森 |
3 | ムーンライダーズ | 天罰の雨 |
4 | キセル | 夢のいくら |
5 | GREAT3 | GOLF |
6 | JUANA MOLINA | SEGUNDO |
7 | BUFFALO DAUGHTER | MOOG STONE |
8 | 浅川マキ | 向こう側の憂鬱 |
9 | MERCURY REV | NITE AND FOG |
10 | PREFAB SPROUT | THE STREETS OF LAREDO/NOT LONG FOR THIS WORLD |
11 | THEY MIGHT BE GIANTS | ANOTHER FIRST KISS |
12 | SHUGGIE OTIS | STRAWBERRY LETTER 23 |
13 | TAJ MAHAL | ALL ALONG THE WATCHTOWER |
14 | OLU DARA | ZORA |
15 | DOUBLE FAMOUS | RUSTY SHIP |
16 | SANDII | EVERYTHING I KNOW |
今回はこんな感じで、聴いている人がちょっと悲しくなるような選曲にしてみましたが、後半は徐々に浮上していますね。本当は1曲目は別の曲をかけるつもりで意気込んでいましたが、いつも使うCDJでは8センチCDシングルをかけられない事実を忘れていたために、激しく動揺しながら曲の流れを変えました。どうなるかと思った。
今回は特別ゲストとして、音楽ライターにしてOZディスクの主宰者である田口史人さんが、中古レコード物販「玄関先」を開店してくれました。いいレコードも多かったらしいのに、僕は餌箱漁りに出遅れてちょっと悔しい想いを味わったのでした。
あ、「メンバーがひとりでも結婚したらTGVは解散」というのは、あっさり反故にしちゃいます。まちださん、おめでとう。皆様ありがとうございました、そして次回もTGVをよろしくお願いします。
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1月
12日
(sat)
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「レコード・コレクターズ」2月号では、ムーンライダーズの新作評を執筆しています。
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なかなか見つからなかった古屋兎丸「Marieの奏でる音楽」下巻購入。
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TGVの選曲作業が一段落すると、今度は当日では絶対流さないような曲(ドリカムなど)ばかりCDJでつなぎはじめて止まらなくなり、いいプレイができそうな予感まで根拠なく湧いてくるから不思議です。
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1月
11日
(fri)
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やっと経済産業省が迷惑メール対策のために特定商取引法を改正したとか。朝日新聞、ZDNet、INTERNET Watchの記事。経済産業省のホームページの「特定商取引に関する法律施行規則の一部を改正する省令」にPDF資料があります。
ポイントは、「送信者のメールアドレスの表示」「サブジェクトの『!広告!』表示」「受信者拒否方法の表示」の3点が義務付けられることだそうです。「!広告!」表示ってのはフィルタリングを可能にするためだそうですが、初心者はフィルタリングすら難しいですよね。それに携帯電話で受信する場合にはそんな機能はないし。また受信拒否に関しては、設定がなくても「!連絡方法無!」とサブジェクトに表記すれば送信が許されるそうで、いろいろ事情があるのでしょうがそれを許すのでは意味がないのでは。一方、受信拒否を設定できる場合でも、受信拒否したいメールアドレスを業者に通知することはそれがアクティヴなアドレスであることを教えてしまうことにもなるので、その業者からスパムが送信されなくなっても、アクティヴなアドレスのリストが作成されて他の業者に販売される恐れもあります。その辺の対策もしてほしいけど、個人情報保護の現状を考えると難しそうです。
個人的にはパソコンよりも携帯電話に送信されるスパムの方がはるかに迷惑なのですが、今回の改正もあまり効果がなさそうです。ドコモの対策も期待できないし、僕は結局アドレスを長く変更することを選んでしまいました。だるい話です。
適用は2月1日付けでされるそうですが、さっそく「!広告!」の入った間の抜けたスパムが何通か来ましたよ。
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1月
10日
(thu)
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公式ページがさっぱり更新されないままですが、ECDの新作「SEASON OFF」(→amazon.co.jp)は1月23日発売。ラテンやマンボに触発されたというこのアルバムでは、実際にそうした音源がサンプリングに使用されています。しかもザ・タイガースの「シーサイド・バウンド」をラップするのではなく歌ったり、細野晴臣の「ジャパニーズ・ルンバ」をサンプリングしたリと、歌謡曲や似非ラテン音楽の持つ猥雑さを吸収していて痛快です。シャカゾンビのツッチー、リョウ・アライもサウンド・プロダクションに参加。ラップの技術面や、地に足のついた言葉が並ぶライムも含め、先鋭性と安定感が同居していてさすがの密度です。
あとは、アナログ盤だけでリリースされた布施明のカバー「君は薔薇より美しい」もCD化してくれればいいのになぁ。
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1月
9日
(wed)
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1月23日発売のGREAT3「When you were a beauty」(→amazon.co.jp)では、前作「May and December」でミックスを担当していたTORTOISEのJohn McEntireがプロデュースを担当しています。シカゴ勢に気圧されることなくGREAT3はいい勝負をしていて、相変わらずサウンドは緻密ながら、ブラスを多く取り入れるなど全体的にこれまで以上の開放感も。しかし、歌詞の言葉たちはさらに硬質にして深みを増し、内省的な雰囲気と肉体感の同居がヘヴィな聴き応えを生み出していました。
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1月
8日
(tue)
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MATCHING MOLE「MATCHING MOLE」購入、邦題は「そっくりモグラ」です。SALT WATER TAFFY「Finders Keepers」も探しましたがこちらは見つけられませんでした。
MACHING MOLEは、ROBERT WYATTがSOFT MACHINEを脱退した後に結成したバンド。甘いラブソング「O Caroline」で始まり「Signed Curtain」のようなバラードもあるものの、それ以降ではハードでアヴァンギャルドなサウンドが展開されています。
ROBERT WYATT作品が紙ジャケで再発というニュースもせきぐちさんのページで知りました。こういう企画が商売として成立するとは、まだ世間も捨てたもんじゃないですね。
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1月
7日
(mon)
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昨年末にこの日記で小沢健二の「天気読み」について書いたところ譲ってくださる方がいて、遂に小沢健二のシングルをコンプリートできました。大感謝。「天気読み」とそのカップリング「暗闇から手を伸ばせ」は両方ともアルバムに収録されているのですが、もうひとつのカップリング曲「天気読み(オリジナル・カラオケ)」を聴くのは初めてで、演奏だけのこのトラックもかなり気持ちいいです。
また、小沢健二のシングルのほかにフリッパーズ・ギターの「LOVE TRAIN」「FRIENDS AGAIN」も一緒に譲っていただきました。これも音源は聴いているのですが、彼らのアルバムはリアルタイムで買っていてもシングルはチェックしていなかったので、発売から10年以上を経てコンテムポラリープロダクションによるアートワークをじっくり見た次第です。
そういえば、渋谷のタワレコでは小沢健二のコーナーに「旧作は廃盤です」という仕切りが差さっていました。HMVにはコーナー自体がありません。なんてこった。噂しか聞いてないので詳しい事情はわかりませんが、本人の意向で本当に生産中止状態(この場合は廃盤とは違い店頭在庫分は販売される)のままになるんだったら、一度発表した作品をそこまで封じることもないだろうと理解に苦しみます。早い話、「Dogs」が欲しかったのにな。
5日の新年会でしばたさんに勧められてamazon.co.jpのアソシエイト・プログラムに参加してみたのですが、そのついでに小沢健二作品を検索してみると、何点かは在庫があるようです。本当に大丈夫なのかこの状況だと不安ですが、一応リンクを。「通常24時間以内に発送」なのが「大人になれば」・「ドアをノックするのは誰だ」、「通常2〜3日以内に発送」なのが「dogs」・「球体の奏でる音楽」というところです。「天気読み」・「愛し愛されて生きるのさ」あたりになると、「通常4〜14日以内に発送」でかなり不安ですね。そして2月27日発売の新作「eklectic」は予約受付中、せめてこれはちゃんと発売してくれないとなぁ。
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1月
6日
(sun)
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1週間後の13日にはTGV NUMBER NINE "ジェントル・ファイヴの合唱"。是非遊びに来てください。僕は17:40〜18:50に回す予定です。
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先月末で会社を辞めて、結婚相手の赴任先であるアメリカへ一緒に旅立つことになった元同僚に案内してもらうべく、会社に残される僕ら3人で国立へ。前回国立を訪れたのは10年以上昔で、国立リバプールというライヴハウスで「マサ子さん」を見た記憶が微かに残るのみです。あの時歩いたのも今日の待ち合わせと同じ南口だった気がするのだけれど、あの店はまだあるのでしょうか(→ありました)。
東京の西の方はあまり行かないので、適度に空間がありながらいい感じの店が並んでいる街並みが新鮮です。住みやみそう。ベトナム料理の店で食事をした僕ら4人は、それから元同僚のアパートへ。引越しに備えて物が片付けられた部屋は幸せな生活に向けて準備中という感じなので、独身である訪問者たちは思う存分自虐ネタに走ります。なにせ、夫婦で撮った最近の写真たちがプリントアウトされてパソコンの横に貼ってあるんですから、まぶしさで目がやられますよ。
僕が弾くウクレレと同僚の子が弾くキーボードでなぜか「上を向いて歩こう」を合奏。ケーキを食べてからだらだらして、僕は居眠りした顔をデジカメで撮られます。
整理中のCDをくれるというので、松任谷由実「天国のドア」「ドーンパープル」、槇原敬之「太陽」、橋本徹選曲のカフェ音楽オムニバス「Cafe Apres-midi Azur」「Cafe Apres-midi Marine」をもらいました。松任谷由実以外は新品同様。槇原敬之のアルバムについての元同僚の感想は、「逮捕された後なんだから言い訳してないでもっと殊勝にしろ」というものでした。聴くのが楽しみです。
夜は、昼に食べた店の向かいにある創作和食店へ。会社に残った僕らは明日から仕事で、こうして冬休み最後の日は終わります。
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1月
5日
(sat)
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本田健さん・しばたさん兄弟宅で開催されたマンガ読み新年会へ。参加者のうちホームページのある人だけ挙げると、小田中さん・koujiさん・三五千波さん・スズキトモユさん・すわたかさん・とりこさん・新田五郎さん・南研一さん・リコさんといった皆さん。リンクの張り甲斐のあるメンツです。
夕方に僕が会場に到着した時点で皆さんはすでにかなりアッパーな状態で、その分夜を迎える頃には早くもまったりとした雰囲気に。一部の方はかなり早い段階で出来あがっていて、日々いろいろとあるであろうことから今年のテーマは「抑圧」ではと勝手に考えました。そういえばあまり肝心のマンガの話題をしませんでした、このメンツの中ではたぶん僕が一番読んでないしなぁ。
僕は酔って掘りごたつで足を滑らして、新年早々右足を強打。深夜の寒風が吹く中を不自然な歩き方で帰宅しました。
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1月
4日
(fri)
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黒澤優がSOPHIAの松岡充と入籍。黒澤優のホームページにあるコメントはわりとさらりとしていて、SOPHIAのホームページにある松岡充のコメント「親愛なるあなたへ…」の方がいろいろな意味で読み応えがあります。
僕が黒澤優を気になり始めたのは、2000年7月27日の日記にも書いた「朝、黒澤優がヤギを抱いているのに遭遇」という一件がきっかけでした。懐かしい話ですが、それでもまだ彼女は19歳なんですよねぇ。
SOPHIAはちゃんと聴いたことがないのですが、エスロピ情報によると2月27日発売のシングル「HARD WORKER」はなんと岡村靖幸とのコラボレーションだそうなので、これは聴いてみようかと。
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大晦日にデジカメを壊して修理に出したのは日記に書いた通りですが、同じ日に大掃除をしていたら机の中から購入日不明の「写ルンです」が発見されました。まだ撮りきってなかったので、適当に撮影してから現像へ。久しぶりに銀塩カメラに触れました。
現像ができてみると、99年1月15日の写真が。同じフィルムの中で一気に3年の年月が流れていて、視線も写真を離れてちょっと遠くを向いてしまうというものです。
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1月
3日
(thu)
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30回近く日本で正月を過ごしているとまだまだ知らない正月ワールドを知ることになるもので、今日は初めて箱根駅伝なんていうスポーツイベントの生中継なんぞ見ながら餅を食っていました。駒澤大学の優勝が確定した状態で笑顔を見せながらゴールへと走る河村修一選手のあまりの勝者っぷりや、それと対照的に熾烈なシード権争いを展開する他校の選手たち、そして彼らを迎える各校の選手団の盛り上がり具合の温度差などに、人生の悲喜劇を垣間見て思いのほか楽しめました。なんでマラソン選手ってみんなネックレスをかけているのでしょう。あと、どこの大学か忘れましたが最後にゴールインした選手は、ネックレスに加えて身体中にシール類を貼り付けていて、呪術とスポーツの融合という印象でした。
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昨年のハロプロ関連楽曲ではタンポポの「恋をしちゃいました!」が個人的ベストですが、モーヲタ諸氏の間で評価の高いメロン記念日の「This is 運命」を今日初めて聴いて衝撃を受けました。80年代テクノポップを連想させるエフェクトの嵐は、一瞬別の曲を間違えて聴いたのかと思うほど。構成面でも、EE JUMPの「おっととっと夏だぜ!」に通じる躁病的な展開を見せます。2001年の間に聴いておくべき楽曲でした。
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1月
2日
(wed)
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今年の正月のメインイベントは「モーニング娘。新春!LOVEストーリーズ」。そんな人がこの日記を読まれている方々にも少なからずいるのではと不安です。
21時22分頃から見たら、ちょうど「伊豆の踊子」での後藤真希と保田圭の別れのシーン。悲しい宿命を背負う役柄に一体化する保田圭の業さえ感じさせる演技と、地味めメイクだと狛犬を連想させるそのフェイスにやられました。辻希美は見ている側が心配になるほどセリフを発しません。それが結果的には表情の良さを引き立てていましたが、セリフを発するまでそういう設定なのかと思っていました。
「はいからさんが通る」は、主演の石川梨華という存在によって常に物語の中心が空白であるかのような錯覚が続きました。お約束を惜しげもなく繰り出す脚本もすごかったけど、それを上回って石川の演技力がすごかったです。
ストーリーを知っているつもりできれいに忘れていたのが、「時をかける少女」。どう見ても広末涼子に顔が似ている永山毅から目が離せませんでした。
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02年
1月
1日
(tue)
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「ゆく年くる年」に大江健三郎が出演していて、新年早々まずいものを見た気分になる2002年。あけましておめでとうございます。たかが近所の神社にも初詣のために長蛇の列ができていたので、参拝はせずに甘酒だけもらいましたが甘くて飲めませんでした。なんでオタクは巫女さんが好きなのだろうと考えながらおみくじを引くと大吉。今年の運はおそらくここでもう。
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小山田圭吾はお正月に別れの挨拶、トラットリア休止。
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得にならないこと、身体に負担をかけることにエネルギーを注いでしまう性分は昨年も直らなかったので、この調子のまま生きます。この「小心者の杖日記」は足掛け7年に。本年もよろしくお願いします。
1月13日のTGV NUMBER NINE "ジェントル・ファイヴの合唱"にもお暇でしたら是非遊びに来てください。
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